食器棚の中の食器にカビが!使う?捨てる?

大掃除はやれるところから進んでいますか?

最近ショックなことがありました。

食器棚の中の整理をしようと思っていたところ、焼き締め※の器にカビが!!!

※ 釉薬を使わずに焼いた陶器

器が大好きで、その保管には気を付けているつもりなのですが、数が多いため、すべてをマメにチェックすることができず、焼き締めのような水分を含みやすい器をたまにカビさせてしまいます。

みなさんは器がカビたらどうしますか?

また洗って使いますか?それとも、気分的に良くないのでもう捨ててしまいますか?

結論から言うと、問題なく使えます。
捨ててしまうのはもったいなさすぎます。

ではカビはどうやって落とす?

カビさせないようにするには?

食器についたカビ取り方法と予防策をご紹介。

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食器にカビが生える原因とは?

食器にカビを生やす人、結構いるようです。
その原因は大きく分けて二つ。

A.使用後洗わずに放置

これは食器にカビを生やしたというより、食べた後の汚れがカビたものです。
まずは中性洗剤でキレイに洗い、食器そのものにカビが残っていないか、チェックしましょう。

B.湿気

洗った後の乾燥不足や食器棚の湿気が原因のものです。
(私はこれが原因でした)

器は常に水分や空気を内部に取りこんでいます。
周りの空気が乾燥していれば内部の空気や水分を排出しますが、湿気が多い所に置いておけば内部に湿気をとりこんだままとなります。

湿気を含んだままの器はやがて温度などの条件が揃えばカビが発生します。

食器のカビの取り方

ほとんどのカビは熱湯で死滅します。

まずは洗剤で表面のカビを洗います。

その後大き目の鍋にお湯を沸かし、沸騰したところで食器を入れます。
あまりグツグツ煮沸すると割れる可能性があるので、弱火にするか、一旦火を止めてそのまま10分ほど放置します。

煮沸する場合は、上げてすぐ冷たい水をかけると割れる可能性があるため、そのまま自然乾燥させます。

40℃以上のお湯でほぼカビ菌は死滅するそうです。

また、漂白剤につけておくだけでもOK。酸素系漂白剤で無臭のものを使うと、食器ににおいが移ることもなく、カビを除去することができます。必ず40℃から50℃のお湯を使いましょう。

カビ臭さが気になったら

煮沸する際お酢を大さじ2~3杯入れ、15~20分ほど煮ます。

アルコールも効果的です。
無水エタノールを80%に薄めたものをスプレー容器に入れ、吹きつけます。

カビ菌を死滅させる効果と共に、消臭効果も期待できます。

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食器のカビ予防方法

原因Aの予防法はもう改めて述べる必要はありませんね。

食べ残しは雑菌の温床です。

食器は食後なるべく早く洗いましょう。

落としやすくなるからと水につける方もいますが、NGです。
水の中で恐ろしいスピードで雑菌が増殖します。

その雑菌がカビのエサにもなりますので、注意しましょう。

原因Bの場合、乾燥がポイントです。
使う前に煮沸と乾燥させることが結果カビ予防になると言われています。

使う前に一旦菌を殺すことです。食べ物を盛ることは菌の肥やしを与えることです。

でも使う器、都度これは厳しいですよね。
たまにでいいので、消毒するようにしましょう。

使う前に面倒と言う方は、洗って水切りかごにおいた食器の上から熱湯を流しかけします。
そして乾燥は十分行いましょう。

食器棚の整理

食器はどうしても頻度に差がでてきます。

滅多に使わない食器はどうしても奥にしまいこんでしまいますよね。
当然、湿気も奥のほうにたまります。

そこにずっと収納していれば、カビが発生しやすくなるので、たまに出してあげましょう。

食器を重ねたときにクッション材を使うのもNGです。
なるべく空気の流れを作るように収納していきましょう。

カビがとれない場合の最後の手段

部分であれば、金継ぎなどで埋める方法も。ただしカビの生えた範囲や箇所によって金継ぎに向き不向きがあります。

専門家に相談しましょう。

食器は育てるもの

以前の記事でも書きましたが、食器は使う人によってその姿が変わってきます。

器好きの中ではよく「育てる」という言葉を使いますが、実はこれはいわばシミなどの積み重ねです。

カビたからとすぐ捨てるのではなく、洗って再度使うようにしてください。
そして、ぜひ器を育てていってくださいね。

あなた仕様になった器は、他にはない世界で唯一の器です。

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