日本の暦 春の終わりを告げると同時にやってくるもの

二十四節気 穀雨(こくう)

昨日4月20日は、二十四節気 穀雨です。読んで字のごとし穀物が実るための雨を表しています。
別名「甘雨(かんう)」とも呼ばれ、生命に関わる雨と称されてきたそうです。

この時期、乾燥していた少し前の空気と変わったのを感じませんか?
少し湿度をおびてきています。(私の肌が一番敏感に感じるかもw)

そしてまた、この時期、そのほか急に変化を感じませんか。

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桜が散り、東京では一気に気温が上昇し、記録的な早さで夏日を記録しました。
焦りだしたのは「衣替えしていない!」という人間でなく、自然界のほうです。

桜の色が目立つほど色見のなかった街路樹や道端の木々がモクモクと色鮮やかな新葉を吹き出し、
野ばらやつつじや、ポピー、花見月(はなみずき)などが一斉に花開きます。

まるで「まだ春本番」と思っていた草木が夏を感じ、慌ただしく動き出した印象さえうけます。
定期的に降る春雨が、さらに植物の色をつやっぽく、鮮やかに成長させますね。

ぜひ、木々を見上げてみてください。

カエデは新芽からしっかりその形を形成させ、銀杏もしかりです。
眩しいくらいの緑を愛でることができるのはこの時期だけですよ。

そしてここからが本題。

このころやってくる【紫外線】

紫外線。油断大敵なのです。
この時期、一気にその威力が増すそうで、ほぼ夏と変わらない紫外線がふりそそいでるようです。

本格的な紫外線対策を梅雨明けからやる方も多いかもしれませんが、はっきり申し上げるとそれでは「遅い」です。

まだ肌の露出が少ないので、日焼けまですることは稀ですが、紫外線の影響は衣服を通して私たちの体にダメージを与えていきます。

今からしっかりした紫外線対策を。

考えられる対策は大道ですが以下が必須アイテムです。

  • 日焼け止め
  • サングラス
  • 帽子・日傘

まず紫外線のおさらいから。

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紫外線A波(UVA)と紫外線B波(UVB)があります。紫外線A波は肌のかなり深いところまで届くそうで、活性酸素を生成します。それがコラーゲンなどを破壊し、その結果シワの原因になるそうです。

そして紫外線B波(UVB)。こちらは肌表面にダメージを与えるそうで、炎症を引き起こします。結果、シミの原因になります。

どちらも、浴びるのは最低限にとどめておいたほうがいいですね。

日焼け止めの効き目

日焼け止めって絶対紫外線から肌を守れる?
残念ながら、それは難しいようです。

よく見るパッケージにあるSPF30とかSPF50などの数字。
これは肌までの到達時間。つまり、紫外線を受けて、肌が日焼け(炎症)を起こす時間を30倍、50倍に遅らせられるという数値だそうです。

当然、個人差があるので炎症起こるまでの時間が10分の人はSPF30を使えば300分に。SPF50使えば500分になります。

ただ、数値が高いとそれなりに肌の負担も大きくなるとの話もありますので、ケースバイケースで選ばれた方がいいと思います。

そしてもう一つの数値。
PA++ とかPA+++というもの。

これはおもに紫外線A波の防止基準だそうです。

+の数が多いほど、その効果が高いそうです。
日焼け止めを選ぶポイントにしてください。

サングラスは眩しいからでなく

サングラスは日焼け防止にかかせません。
目が焼けるとか言われることもありますが、目が直接紫外線に当たると確かにダメージはあります。

ただ、目がやけるとは異なります。

サングラスの役割は「紫外線を浴びてると脳に認識させないため」

目で光を感じると、脳が勝手に紫外線を浴びたときのダメージ司令を発信するそうです。
肌に直接浴びていなくても、目で感じた光により脳が勘違いをし、結果シミやしわを生成させていくそうです。

サングラス、侮れないですね。
あまり濃い色のレンズではない方が、良いとされています。

定番日傘

熱は白のほうが吸収されにくいのですが、紫外線は黒のほうが防御できるそうです。
色は黒っぽいものがおススメですね。

以上、春も終わりを告げるこの時期、しっかりお肌のケアは忘れずに、そして去りゆく春を惜しみ、新緑を楽しみましょう!

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