夏休みの自由研究で差をつける 日本の伝統工芸に挑戦

前回は子供の夏休みの最大の課題、自由研究のテーマ選びのポイントについてご紹介しました。

今回はひとつの例として課題のご提案。
日本の伝統工芸体験に挑戦してみてはどうでしょうか。

伝統工芸は年寄りの趣味・趣向品と思っていたら大間違いですよ!
近年、日本の伝統工芸はあらたに注目されています。

長年受け継がれてきた伝統と、磨き上げられた職人の技が日本全国、さらには世界中に見直されてきています。

今や各ブランドなども日本の伝統の技を活かした商品展開をするほど。

せっかくの夏休み。
子供の今だからこそ、本質に触れてみる機会を作ってあげてみてはどうでしょうか。

子供でも体験できる工房をいくつかご紹介します。

スポンサーリンク

釘を使わない木工 江戸指物

釘を使わずに家具を作る。これこそ日本ならではの技術です。
茶道具などが中心の京指物に比べ、江戸指物は武家などに愛された、生活品が中心となっています。

大正元年(1912)創業の「茂上工芸」では、江戸指物の体験をさせてくれます。
箸作りから、小箱・腰かけ作りなど、挑戦できるアイテムはいくつかあります。

職人さんのアドバイスを受けながら作るので、お子さんでも安心。
やはり夏休みの工作作りのために訪れる親子の方も多いそうです。

また、「茂上工芸」では工具などが置かれている細工場の見学もできます。

道具を巧みに操りながら木を組み合わせて行く指物師の微細な手技を、間近で、しかもくわしい解説つきで見学できるので、指物の奥行がさらに学べますね。

ただ作るだけでなく、伝統工芸を体験するならぜひその背景も見てみてください。

細工場見学・体験教室のお問合せ・お申し込み
必ずEメールか、お電話、FAXで予約。折り返し連絡があります。

TEL: 03-3851-6540
FAX: 03-3851-0750
MAIL : sasimono@jcom.home.ne.jp

新たに見直されているインテリア 江戸すだれ

「ん?すだれって伝統工芸なの?」と思いました?
古くは平安時代から。「江戸すだれ」はその名の通り、江戸時代より今日までその技術が継承されています。
約300年の歴史をもつ江戸すだれは1983年、「東京都伝統工芸品」に指定されました。

そんな伝統を受け継ぐ江戸すだれの老舗「田中製簾所」

簾(すだれ)を編む作業の見学のほか、簾のランチョンマットを製作する体験ができます。
よくホームセンターなどで売られているすだれとの違い、感じてください。

児童・生徒が伝統的工芸品に慣れ親しみ、伝統工芸士等の作り手に直接触れる機会を提供することにより、伝統工芸品の発信する豊かなメッセージによって個人の感性が養われるとともに、日本固有の歴史や文化に対する関心・理解を高め、我が国の芸術文化・伝統文化の継承・発展に貢献することを目的としています。  田中製簾所WEBサイトより

ぜひぜひこの夏、貴重な体験をお子さんにさせてみてはどうですか?

製作体験・職場体験のお問合せ・お申し込み

TEL: 080-4368-0910(田中耕太朗まで)
FAX: 03-3874-0746
フォームはこちら

スポンサーリンク

実はコレも伝統工芸 江戸風鈴

江戸時代の末期から庶民に知られるようになったガラスの風鈴、それ以前は、 庶民が手の届かない程 高価なものだったと言います。

その昔、耳で涼をとるその工夫は日本人ならではの感性ですよね。

「篠原まるよし風鈴」は江戸風鈴の第一人者篠原儀治の家系、江戸風鈴歴史そのものです。

そんな工房で、江戸風鈴の制作に挑戦してみませんか。

お子さんの年齢に応じて、体験できる内容が変わります。
吹きガラス体験もできますが、時期が限られており、残念ながら夏休みの時期は行っていません。絵付け体験のみとなります。

江戸風鈴制作体験のお問合せ・お申し込み

MAIL: maruyosi@sam.hi-ho.ne.jp
FAX: 03-3832-0255

その他、染色など沢山体験できる工房はあります。

夏休みの自由研究にするのであれば、ぜひ成果物の提出だけではなく、そのモノづくりの背景もぜひまとめてください。

日本のモノづくりの本質を知ることが、きっと子供の今後のモノの見方を変えるきっかけになると思っています。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする