幻想的な光のショー
今年はどこ行く?蛍狩り
だんだん湿度が増してくる梅雨入り前の時期、蛍の見頃を迎えます。
蛍、見たことのない方も多いでしょうね。
実は私自身、かなり大人になってからです。
蛍は水のきれいなこと意外にもいろいろ条件がそろわないと生息できないため、その数はどんどん減少していきました。
ただ、最近ではもう一度天然蛍を復活させる活動も自治体によって進められていているようです。
生の蛍の光を見たことの無い方、ぜひ一度観に行ってみてください。
その幻想的な光に感動しますよ。
おススメスポットもご紹介いたします!
目次
蛍狩りの活動時期と活動条件
一口に蛍と言っても種類によってその見ごろが異なります。
蛍の光は求愛のサイン。
種類によって成虫になる時期が少しずれるので、当然光を放つ時期も異なってくるのです。
日本に生息する蛍の種類は十数種類ともいわれていますが、代表的なものは「源氏蛍」「平家蛍」「姫蛍」の3種類。
源氏蛍(ゲンジボタル)
日本にしか生息しない蛍です。5月下旬~6月下旬に成虫となります。特に6月上旬~6月下旬の約1カ月間特に活動的になります。
黄色っぽい光が特徴で、蛍の中でも一番強く光ると言われています。
2~4秒とけっこう長く光るので、優雅さがあります。
姫蛍(ヒメボタル)
こちらも日本にしか生息しない蛍。身体は小さく、主に西の方に生息します。
源氏蛍のようにボワ~ッと長いスパンでなく、ストロボのようにピカッピカッと短い間隔で光ります。
平家蛍(ヘイケボタル)
海外でも生息している蛍ですが、主に田んぼなどに生息するため、その数を減らしています。
あまり強い光ではありませんが、短いスパンで不定期に光る姿はどこか幻想的でもあります。
活動期間は7月ごろから8月ごろまでの2カ月間と割と長く見ることができます。
種類によって異なりますが、全体的には湿気が多く、気温は20℃以上。風の弱い19:00以降深夜までの時間帯に活動するようです。
他の灯りがあるとあまり光らないようなので、月明かり含めなるべく暗闇のほうがよいそうです。
当然、スマホやデジカメのフラッシュなどはもってのほか。
(どちらにしても撮影できません)
無理に撮影や採取しようとせずに、静かに観賞しましょう。
蛍の命は数日~10日程度とも言われています。ちゃんと子孫を残してもらうために大事にしたいですね。
関東蛍狩りスポット6選
ここからは蛍観賞ほか、「蛍まつり」のイベントなどがあるスポットをご紹介します。
(一部2017年情報もありますので、詳細は直接お問い合わせください)
栃木県 名草ほたるの里
毎年6月10日から30日まで「名草ホタルまつり」が開催されます。
ゲンジボタルの保存と再生活動が評価されて環境庁(現在は環境省)から「ふるさと生きものの里」として認定された場所です。
時期になると、毎夜1,000匹もの蛍が舞うと言われています。
名草上町自治会館(江保地橋付近)や名草中町自治会館(セミナーハウス付近)で、観賞場所(自然発生)の案内をしてもらえます。
観賞可能期間:6月10日(日)~30日(土)<毎年同期間開催>
蛍の種類:ゲンジボタル
料金:無料
問合わせ:0284-41-9977 (名草公民館)
群馬県 月夜野ホタルの里
6月中旬頃からの1カ月間、時期をずらして源氏蛍、続いて平家蛍が見られます。
園内では2kmくらいのコースで、30分くらいでまわれ、その道中たくさんの蛍が見ることができます。
観賞可能期間:6月中旬~7月中旬(20:00~21:00)
蛍の種類:ゲンジボタル、ヘイケボタル、クロマドボタル
料金:無料
問合わせ:0278-62-0401 (みなかみ町観光協会)
埼玉県 秩父ミューズパーク
秩父は自然に恵まれ、水もキレイなことからホタルの発生場所は数多くあります。
ここ秩父ミューズパークでもホタルの群れが見られます。「ホタルの夕べ」も開催予定。
観賞可能期間:6月下旬~7月上旬
蛍の種類:ゲンジボタル
問合わせ:0494-25-1315 (秩父ミューズパーク管理事務所)
埼玉県 下吉田関地区周辺
6月中旬~7月上旬頃にはゲンジボタル、ヘイケボタル約300匹ほどが夜空に舞います。
観賞可能期間:6月中旬~7月上旬
蛍の種類:ゲンジボタル、ヘイケボタル
料金:無料
問合わせ:0494-77-1111 (秩父市吉田総合支所地域振興課)
千葉県 源氏ぼたるの里
源氏ぼたるが多く自然生息することから、市ではこの区域を 「源氏ぼたるの里」に指定しています。
5月末から6月初旬にかけて天然のホタルの舞が観賞できます。
観賞可能期間:6月上旬~中旬(詳細は要問合せ)
蛍の種類:ゲンジボタル
料金:無料
問合わせ:0470-64-1111
神奈川県 万葉公園
3月に養殖した幼虫を人工河川に放流し自然発生するゲンジボタルが見られます。
藤木川・千歳川・新崎川の河川では、天然のホタルも。
観賞可能期間:6月上旬~中旬
蛍の種類:ゲンジボタル
料金:無料
問合わせ:0465-64-1234(湯河原温泉観光協会)
蛍の撮影などの観賞マナー
蛍の観賞は静かに。余計な光をシャットアウトしましょう。
蛍の舞は幻想的で、ついスマホなどで撮影したくなりますが、撮影のための準備をしっかりしないかぎりスマホやコンデジでは撮影はできません。
静かに、日本の初夏の風物詩を堪能してみてはどうでしょうか。
東京などではホテルや料亭が蛍狩りを開催しています。
ちょっとゆっくり見たいという方はチェックしてみてください。