制服は家庭で洗える 型崩れしない洗い方と気になるテカリの解消法

失敗しない制服の洗い方

制服の衣替え
家で洗えばクリーニング代節約でテカリも軽減!

衣替えの季節、毎日着た制服の冬服もクリーニングに出す時期ですね。

4月入学に新入生はともかく、高学年になってくると大分制服の臭いやテカリも気になってくることでは?

意外と家庭で洗濯することで解決したりするんです。

臭いは汗や皮脂からくるものが多いので、クリーニングのドライクリーニングでは落ちにくいことも。
汗は水洗いでないと落ちません

型崩れしない制服の洗濯法をご紹介します。

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クリーニング代を節約!家庭で制服を洗うコツ

家庭での制服の洗濯の手順は大きく分けると以下4つの工程。

1.洗濯表示の確認
 ↓
2.型崩れ防止のための準備
 ↓
3.洗濯
 ↓
4.干す

使用する洗剤は中性洗剤(俗にいうおしゃれ着洗い用洗剤です)

失敗しないコツは

  • 洗う前のたたみ方
  • 洗濯機のコースえらび
  • 干し方

です。

これを注意するだけで、型崩れ・シワが防げます。

洗える制服かどうかまず確認

洗濯表示をまず確認します。

洗濯表示

出典:カンコー学生服

家庭洗濯NGマーク表示のものは洗えません

最近の制服は家庭でも気軽に洗えるものが多いようです。
「制服はクリーニングにだすもの。」
と思いこむ前に確認してみてくださいね。

では洗える制服と分かった方は次の具体的な洗い方をチェックしてください。

タイプ別制服の洗い方

洗いたい制服はどんなタイプですか?

今回はブレザータイプとセーラー服の洗い方をご紹介します。

ブレザーとスカートまたはズボン用それぞれをたたんで入れられる大き目の洗濯用ネットを用意しておいてくださいね

洗う準備

【ブレザー】
・ボタンは開けてたたみます。
・襟やそでなどは中性洗剤を予め塗布しておき、軽くもみ洗いする。
・袖を前身頃に折り込み、内側にたたむ。

【スカートまたはズボン】
・ファスナーなどはしっかり閉めておきます。
・ズボンは裾が表にでるように蛇腹にたたむ
 スカートはそのまま二つ折り。

洗い方

1.ブレザー、スカートまたはズボンをそれぞれネットに入れます。中で制服がなるべく動かないように。一つのネットにブレザーとボトムス両方入れないこと。

2.洗濯機を使う場合はそのまま洗濯機に入れ、おしゃれ着コースなど弱流水コースを設定してください。
洗剤は中性洗剤を使います。

手洗いの場合は、大き目の洗面器に水と中性洗剤を入れ、押し洗いします。
お湯は使わないこと!(縮みの原因になります。)
他の洗濯物と一緒には洗わないように。他の洗濯物の繊維が制服についてしまいます。

3.脱水は短時間。乾燥機は使わないでください。

干し方

ブレザーは厚みのあるハンガーに形を整えながらかけます。
細いハンガーしかない場合はハンガーにタオルなどをまいて厚みをだします。
袖口には、ぐるぐると巻いたタオルをおもり代わりに入れておくと重みがでてしわができにくくなります。

ズボンはピンチハンガー(角ハンガー)にウエストをとめ、風通しをよくします。
裾部分はブレザーの袖口同様にまいたタオルを詰めておくと、しわ防止になります。

干す場所は直射日光の当たらない、風通しのよいところに陰干しします。
日光に当てて干すと、紫外線から変色の原因になるので注意してくださいね。

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セーラータイプの制服の洗い方

洗う準備

・上着はホック・ファスナーをすべて閉め、袖を前身頃でクロスする形にし、カラーを整えて外側に折り、ネットに入れます。
(前身頃を外側になるように)
スカートはプリーツを整え、二つ折りにし、ネットに入れます。

洗い方

ブレザーと同じです。
1.洗濯機を使う場合はそのまま洗濯機に入れ、おしゃれ着コースなど弱流水コースを設定してください。洗剤は中性洗剤を使います。

手洗いの場合は、大き目の洗面器に水と中性洗剤を入れ、押し洗いします。
お湯は使わないこと!(縮みの原因になります。)

他の洗濯物と一緒には洗わないように。他の洗濯物の繊維が制服についてしまいます。

2.脱水は短時間。乾燥機は使わないでください。

干し方

上着は厚みのあるハンガーに形を整えながらかけます。
カラー部分の白線はよれたりするので、よくのばし整えてください。

ブレザー同様、袖口に丸めたタオルを詰めておくと、しわ防止になります。

スカートはプリーツを縦方向にひっぱり整えてから、裏返しにし、ピンチハンガー(角ハンガー)でウエストを数か所にはさみ。風通しよくなるように干します。

ブレザータイプ同様に直射日光の当たらない、風通しのよいところで乾かしてください。

アイロンのかけ方

当て布をして、洗濯表示のアイロンの温度にあわせた温度でかけてください。
大体150~160℃が目安ともいわれています。

当て布ナシで直接アイロンを当てるとテカリの原因になります。

スカートのプリーツをしっかりさせたい場合は、プリーツの裾を洗濯バサミで挟んで固定し、当て布をしてスチームアイロンをかけ
市販でプリーツを復活させるスプレーなどがあるので、それを吹きかけ、アイロンがけしてください。

すでにテカリが気になる場合は次に目立たなくする方法をご紹介します。

制服のテカリの解決法

制服やスーツなどは摩擦や圧力などで生地の表面の繊維がつぶれ、その部分がつるつるとなって光って見えます。
ズボンやスカートのおしり部分や、椅子の背もたれに当たる部分、肩掛けカバンがあたる位置などがテカリやすいのはそのためです。

なので、繊維を水洗いなどすれば繊維がまた毛羽立ち、テカリがある程度軽減されます。
もしやはり家で洗濯したくない、という方でテカリが気になる方は以下のような方法があります。

ウールの入った生地の場合

アンモニア水(水100mlにアンモニア7~8ml程度に薄めたもの)を霧吹きでテカリ部分に吹きかけ、当て布をして中温でアイロン。
アンモニアの臭いがとれるまでアイロンをあてます。
多少濡れていても、臭いがしなくなったらそれ以上アイロンを当てなくてもOK。

アルカリ性の液体は繊維の奥まで浸透し、繊維を膨張させる「膨潤」という作用があるそうで、この作用を利用した方法。

軽くブラッシングしてハンガーにかけます。

アルカリ性の液体ならなんでもOKと言う訳ではないので、そこは注意してください。

化学繊維の場合

ポリエステルなどの化学繊維の場合はメラニンスポンジで一定方向に軽い力でこすります
繊維が少し毛羽立ち、テカリが抑えられます。

参考:Lenet MAGAZINE

その他、スチームアイロンを浮かせてかけるというのも、テカリ防止には効果的です。

保管の仕方

家で洗えれば、衣替えのタイミングでなくても気軽にさっぱりできますね。

家で洗うのは恐いという方はもちろんクリーニングでいいと思います。

ただ、クリーニングから戻ってきた場合は、ビニールをはずし、十分クリーニング溶剤を乾かしてから保管してください。

中学高校なら3年間、毎日着る制服だからこそ、大事にいつも清潔にしてくださいね。

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