團菊祭五月大歌舞伎に行ってきた!お楽しみポイント情報

歌舞伎團菊五月大歌舞伎

2019年團菊祭(だんきくさい)五月大歌舞伎は必見!
楽しむポイントと見どころ

令和に元号が変わって初めての歌舞伎座での公演。
2019年の五月の大歌舞伎は團菊祭夜の部を観てきました。

これは九代目市川團十郎、五代目尾上菊五郎の功績をたたえたことにより始まり、
毎年五月の歌舞伎座の公演は「團菊祭」なります

今年は特にかわいい歌舞伎役者の襲名もあり、それならではの見どころも満載。

「行ってみたいな」

と思っている方必見。
まだ迷っている方も、これから行く予定の方もぜひ参考にしてください。

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2019團菊祭五月大歌舞伎の見どころ

今年の菊祭五月大歌舞伎の最大のポイントは尾上菊之助さんの長男、和史くんが七代目尾上丑之助を襲名します。

見どころは人間国宝の二人の祖父、尾上菊五郎さん(音羽屋)と中村吉右衛門さん(播磨屋)、さらに父菊之助さん(音羽屋)の三代共演です。

夜の部「絵本牛若丸」が絶対おススメ

なんといっても七代目丑之助として、初舞台を務める演目です。
口上もこの演目に組み込まれています。

襲名は本来「口上」と呼ばれる、本人とその身近な役者の一連の挨拶がひとつの演目として見どころとなるのですが、丑之助くんは若干6歳。

夜の部「絵本牛若丸」の中での劇中口上となります。

劇中口上とは話の流れからちょっと外れて「この場を拝借して挨拶を。」というものです。

菊之助さんの「行く末は両祖父のような役者になりますよう、ご指導ご鞭撻(べんたつ)をお願い致します」の言葉も、両祖父を敬う彼らしい挨拶だなーと感じました。

この「絵本牛若丸」は菊之助さんが丑之助を襲名した際、初舞台披露のため、村上元三氏によって書き下ろされた作品で、今回で2度目の上演となる希少な演目

前回牛若丸を演じた菊之助さんは、普段女形を務めることの多いのですが、今回は牛若丸の子分弁慶役になっているところも喪どころ。

最後は花道を六方と呼ばれる歌舞伎特有のステップ(手足を大きく動かし、いさましさを表現する所作)で退場するところ、「くたびれた」と座り込む牛若丸。
弁慶に「馬になれ」と命じ、結局弁慶役菊之助さんが牛若丸の丑之助くんを肩車して退場する羽目に。

ここは親子ならではコミカルで微笑ましい場面です。

今回の團菊祭を逃すと、今後いつ観れるかわからない「絵本牛若丸」。お見逃しなく!

祝幕に注目

記事の最初の画像が今回の祝幕。
襲名した役者へのお祝いとして贈られます。

今回は「絵本牛若丸」を題材にした可愛らしいイラストの入った祝幕。

これ、あのジブリの宮崎駿監督の描き下ろしイラスト

2019年12月の新橋演舞場の公演で、ジブリの名作「風の中のナウシカ」を歌舞伎で公演予定。
菊之助さんがナウシカを演じるとのことで、この縁かもしれませんね。

もちろん、この幕は今回の團菊祭限り
後の公演では見られません。

この原画が歌舞伎座2階のロビーに飾られているので、そちらもお見逃しなく!

尾上丑之助祝幕

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演目別見どころ

私は夜の部しか観ていないので、夜の部の「絵本牛若丸」意外の演目についてカンタンな見どころをお伝えしておきますね。

令和慶祝 鶴寿千歳(かくしゅせんざい)

舞踊の演目。つまらないと思う方も多いかもしれませんね。
たしかに眠くなる場合も多いです。

ただ、今回の鶴寿千歳は歌舞伎では珍しい筝曲(琴の楽曲)。

初演は昭和3年で、昭和天皇ご即位を祝し作られたそうです。
令和に元号が変わり、新しい天皇ご即位のタイミングにふさわしい演目となっています。

絵本牛若丸

丑之助くんの初舞台。
初の立ち回りも必見です。
「やあ、ちょこざいな。牛若丸の手並みを見よ!」などのセリフも決まります。

京鹿子娘道成寺(きょうかのこむすめどうじょうじ)

歌舞伎ではテッパン演目ですが、演じる役者によってかなり印象が変わるのもこの演目の特徴。
こちらも舞の演目。

菊之助さんが見事妖艶な舞を披露してくれます。

思わすほーっとひき込まれる美しさと華麗さ。
味わいつくしちゃってください!
(繰り返しになりますが、この演目の前は牛若丸で弁慶を演じています。そのギャップのすごさといったら。。。)

五月大歌舞伎 京鹿子娘道成寺

曽我綉俠御所染(そがもようたてしのごしょぞめ)

歌舞伎の演目は難しい題名が多いですね。。

作は河竹黙阿弥(かわたけ もくあみ)
歌舞伎狂言の代表的な作者です。

黙阿弥調と呼ばれる「五・七・五」のセリフ回しが特徴

少し残虐的なストーリーの中にもコミカルな部分、人間くさい部分をうまく表現していて、観客をあっというまにひき込みます。

この演目もそんな黙阿弥の手腕が存分に味わえます。
私は初めてでしたが、今後も上演されればぜひ観たいと思える演目でした。

團菊祭五月大歌舞伎を楽しむためのポイント

歌舞伎を観たことがないという方のために、個人的におススメするいくつか團菊祭を楽しむためのポイントをご紹介しておきます。参考にしてもらえれば幸いです。

イヤホンガイドのすすめ

イヤホンガイドは音声で、演目や役者紹介をしてくれるものです。
1,700円で借りれて、機材を公演が終わってから返すと1,000円が戻ってきます

今回は幕間(演目と演目の間の休憩時間)に菊之助さん、丑之助くんのインタビューもあるのでぜひ借りて聞いてみてください。

演目も、ずっと分かりやすく楽しめますし、絶妙のタイミングで「ここからが名セリフ」などのポイントも教えてくれます。
そう、イヤホンガイドの案内、私はしばらく録音音声かと思っていたら実は生音声。
(まったくかんだりしないので、私はかなり長い年月録音声と思っていましたw)

劇場内で借りられますが、入場前には劇場前でワゴンが出ます。
ワゴンのほうが並ばなくてすみますし、劇場にはいってすぐお手洗いなどすませたい方は入場前の方が安心です。

雨の場合は地下のエスカレーター降りたところになります。

2階にも行こう

先ほども書いたとおり、宮崎駿氏の描き下ろしの幕の原画展示があります。

1階の席の方もぜひ休憩時間には2階へ上がってみてくださいね。

席は花道の見える場所で

昼の部の勧進帳も夜の部の絵本牛若丸も、花道での見せ場があります。

どの席か迷ったら1階がおススメ
2階以上なら東側をとりましょう。

2階一等席でも舞台正面の2列目以降はあまり花道は見えません

チケットはWEBと電話がありますが、WEBでも席が選べます。

電話で取るなら上記の旨をオペレータさんに伝えてとってもらってください。

ちなみにもし空いていたら、1等席真ん中列くらいをとってみては。
観やすさはもちろん、京鹿子娘道成寺では、演者が観客に丸めたてぬぐいを投げるパフォーマンスもあります

運がよければゲットできるかも♪

一幕だけの「幕見席」というものがあります
初心者には、あまり面白さが伝わりにくいので、歌舞伎座の雰囲気を楽しめるための席と割り切ってもらったほうがいいのですが、観光客に人気でけっこう並びます。
事前に発売時間をチェックして、早めに並んでください。

幕見席の販売時間

公演情報とチケット

團菊祭五月大歌舞伎

期間:
2019年5月3日(金・祝)~27日(月)

料金:
1等席 18,000円
2等席 14,000円
3階A席 6,000円
3階B席 4,000円
1階桟敷席20,000円

時間:
昼の部 11:00~15:40
夜の部 16:30~21:00

アクセス:
歌舞伎座
東京メトロ日比谷線・都営浅草線 東銀座駅[3番出口]直結です。
東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線 銀座駅[A7番出口]徒歩5分

チケット:

◆WEBサイトから
チケットWEB松竹

◆電話から
0570-000-489
※このナビダイヤルは、通話料が発生します。
※東日本からの発信の場合は東京着信、西日本からの発信の場合は大阪着信します。
※ナビダイヤルはPHSまたは交換機等の設定によってはかかりません。

または
東京:03-6745-0888
大阪:06-6530-0333

客席:
こちらから確認できます(PDF)

「歌舞伎ってむずかしそう」とか「敷居が高そう」と思っている方も、案外楽しいと思えるかもしれません。

まずは一回、足を運んでみませんか?

ちなみに初心者の方は幕見席(1幕のみの4階席)はおススメしません
料金の違いは楽しさに比例すると思っていただいたほうが間違いないですよ。

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