訃報とは当然突然くるもの。
最近は弔事のマナーも曖昧になりつつあり、結構マナーに反する行為も見受けられます。
最低限抑えときべき弔事のマナー5つ。
突然のことにも慌てず、遺族に失礼にならないよう心にとめておきましょう。
最近知り合いのお葬式で受付をしましたが、本当に常識外れの方も多く見受けられました。あなたは本当に大丈夫ですか?
弔事マナー1 訃報を受けたら
訃報を聞いたら、遺族にお悔やみの言葉をかけ、お通夜、葬儀の時間と場所、行う宗教など大切なことのみ確認することにとどめておきましょう。
ご臨終の直後に駆けつけるのは故人の親友まで。
遺族は葬儀の手配で手いっぱいです。余計な気遣いをさせないようにしましょう。
弔事マナー2 通夜にいくなら
訃報を聞いてから通夜までの時間が短い場合はかえって喪服はさけまようしょう。準備していたような印象をうけます。
基本グレーや紺のスーツなど、取り急ぎ駆けつけましたという体を心がけます。
通夜会場についたら、受付で記帳をし、お香典を渡します。
一言「このたびはご愁傷さまです。」と添えます。
香典袋は「御霊前」の水引は結び切りです。
(御沸前は四十九日を過ぎてからです。)
最近、100円均一で購入する香典袋には中封筒が付いていな場合がありますが、中袋に入れてさらにくるむのがマナーです。
中袋なしで包むのは、中身が透けてみえることもありますので必ず白の無地の封筒に入れてから包むようにしましょう。
通夜と葬儀・告別式の両方に列席する場合は通夜のときに渡します。
帰りにお香典返しをいただく際はお礼を言わず、軽く会釈する程度にします。
弔事マナー3 通夜に行けない場合
弔問すべき関係であるのに参列できない場合は、参列する友人に伝言を頼み、香典を預けましょう。
それもできない場合は、弔電を送りましょう。葬儀を行うところに送るのが基本です。
告別式でどの弔電を読むか、遺族と葬儀担当者が打ち合わせるのは葬儀開始の数時間前ですが、遅くとも式が始まる前までに届くよう、葬儀会場に送りたいですね。
そのためにも訃報を受け取ったら、例え行けなくても会場を確認します。
弔事マナー4 告別式
通夜が平日の場合、仕事帰りなどで多少遅れることもやむをえないかもしれませんが、葬儀式に遅刻したり、僧侶の読経が始まってから入室するのはマナー違反です。
少し早めに家をでるなどして、少しゆとりをもつようにしたいですね。
また、親族以外の通夜や告別式には小さいお子さんはなるべく連れて行かないことをおススメします。
出棺のときは棺が車で出るときは合唱して見送りましょう。
弔事マナー5 葬儀にどうしても行けなかった場合
お線香をあげにお宅にうかがうのもありです。
事前にその旨を伝えていきましょう。
四十九日を過ぎている場合は喪服を着て行く必要はありません。ただし派手な服装は避けましょう。
「御仏前」の香典袋で5,000円程度入れ、お渡しする際に「お返し等の気遣いは無用ですと一言そえます。
持参するものは仏様用のお花と菓子折り程度ですね。
宗派や地方の習わしに合わせる
最低限のマナーをご紹介しましたが、葬儀のやり方は宗派や地方によっても異なります。それはその習わしに合わせましょう。
ただし、マナー違反ととらわれることはどの地方でも同じです。
遺族へのお悔やみの意味もこめて、不慣れを理由にマナーに反する行為は避けましょう。
あと、余談ですがお香典の中袋は糊づけは不要です。
場合によって会場で金額を確認する場合があります。糊づけされていると作業するかたの手間になります。
さまざまな状況を想定し、遺族に余計な負担をかけないよう心遣いを忘れずに。