新米を美味しく炊くコツ 保存するコツ

11月23日は勤労感謝の日ですが、もともと新米の収穫を祝う新嘗祭(にいなめさい、しんじょうさい)の日でした。新嘗祭は飛鳥時代から続いたもので、天皇がその年の新穀を神殿に供え、収穫に感謝の意を捧げることが始まりとされています。

スーパーでは9月、10月には出回るので、11月下旬になって今更という感じもありますが、勤労感謝の日に改めて新米を丁寧に炊いてみるというのも、日本人としてちょっと味わい深いものを感じますね。

新米、美味しく炊けますか?
新米は米に水分を多く含むので、普段通りにすると少しべチャっとした感じになってしまいます。

美味しく炊くコツは水の量。
詳しくご紹介していきましょう。

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新米を土鍋で美味しく炊こう!

土鍋でご飯を炊くなんて、むずかしそう!
と思っていませんか?

そりゃ電気炊飯器のようにスイッチオンというわけにはいきませんが、時間はかえって土鍋の方がかからないし、何といっても慣れれば自分好みの固さに炊けます。

この際、ちょっとやってみませんか?

【材料?】
新米 2合
水  300ml

1. 軽く米を洗う
無洗米でなくとも一度水で軽く洗うだけ。
研ぎ水が白濁したままでもかまいません。気になる方も、2~3回程度に抑えましょう。
力入れてガシャガシャ洗うと、米が割れてしまうので要注意。

2.水に浸す
30分以上、米が浸る程度の水に浸す(分量外)。

3.ざるにあけて水を切る
結構面倒ですよね。
でもここは省かずにしっかり水を切ります。

4.米を土鍋に移し水を足す
十分水を切った米を土鍋に移し、浸水して十分水を吸い込んだ米に対し、浸水前の米と同量の水を足すのが基本。

5.土鍋に蓋をし、火にかける
最初は強火で15分
オール電化のご家庭はカセットコンロで。

6.沸騰したら弱火に
15分間、絶対蓋はとらないこと。

7.蒸らす
15分たったら、火をとめてまた15分蒸らします。
できればバスタオルなどに包むか、蓋の上に乗せるかなどして、保温効果を保持します。

ポイントは以下の通り

  • 米は優しく洗う
  • 米は必ず30分以上水に浸す
  • ざるにあけて、浸水前と同じ分量の水を入れる

むずかしそうですか?
土鍋は2合サイズくらいの方が、感覚がわかりやすいです。

上記の炊き方はご飯炊き用の二重蓋の土鍋でも、普通の土鍋でも同じです。

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新米を炊いたら美味しく保存

ご飯は炊きたてが一番美味しいのは間違いありませんが、一人暮らしだったりするとやはり残りますよね。せっかく美味しく炊いたご飯は美味しさを損なわないよう保存したいもの。

一番やってはいけないことは炊飯器にしろ、土鍋にしろ、そこに入れっぱなしにすること。
土鍋でも水分はうまく逃げてくれません。
いつの間にか余計な水分が米に移り、べチャっとしたご飯になってしまいます。

また、冷蔵保存も劣化させる要因の一つです。

以下おススメの保存方法です。

●急速に冷凍する
急速冷凍できる冷蔵庫があればいいのですが、無い場合、なるべく早く余熱をとり冷凍します。
少しずつ冷ましていくと、劣化させてしまいます。
茶碗一杯分くらいに小分けにし、軽くラップでくるんでアルミホイルなどを敷いて冷凍します。

●おひつ
保存期間が短いときはおひつで常温保存でもOK.その場合は木のおひつに移します。余計な水分を飛ばしてくれるので、お米がいい状態で保存されます。

最近人気の杉の曲げわっぱのおひつなどは、水分を逃がすだけでなく、杉の殺菌効果もあり夏場の常温でも傷みにくいと言われています。(※何日も持つわけではありません)
ご飯の味を大切にするならひとつ持っておくことをおススメします。

保存期間は 冷蔵庫で保存する場合は2日間。冷凍庫で3週間程度です。ちなみに炊飯器についているジャーでの保温は5時間が限界とも言われています。

冷凍したご飯を解凍するときは自然解凍でなく、一気に急速解凍しましょう。

昨今の異常気象を考えると、美味しい新米をいただくことは本当にありがたいことだと思います。
11月23日、一度自分なりに丁寧にご飯を炊いて、感謝をしながらいただいてみてはいかがでしょうか。きっと格別の味になるはずです。

ちなみに新米とはその年内に精米されたお米をさすようです。
まだまだ楽しめそうですね。

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