1000年以上続く 京都の祇園祭
その見どころを探る
日本人なら誰でも一度は耳にしたことがある祇園祭。
平安時代の869年から続く日本代表のお祭りです。
祇園祭は前祭と後祭に分かれます。
昭和41年以降、統合されていましたが、2014年復活しました。それにより、見どころの一つ、山鉾巡業が前祭と後祭に分かれました。
祇園祭は7月1日~約1か月続きます。
ただ、一般的に楽しむお祭りは7/14~の前祭です。
前祭(さきまつり) : 7月14日~17日
後祭(あとまつり) : 7月21日~31日
露店が並び、賑やかさがひときわ増すのは前祭です。
ではそれぞれの見どころを見て行きましょう。
前祭の見どころ
なんといっても宵山、山鉾巡行が一番の見どころ。23基の山鉾が京都の町を練り歩きます。
14日~16日の前祭の宵々山・宵山では17日の巡業前の山鉾の提灯に灯りが入り、3日間幻想的な風景を作りだします。
観光客も含め、みな浴衣を着て、その雰囲気を味わいます。
山鉾は17日。朝9:00に四条烏丸を出発。
くじ改めと言われ、山鉾巡行の順番を確認するひとつの儀式のようなもので、四条堺町で子供が行います。
また、注連縄切りという、いわゆるスタートを切る儀式が行われます。これは四条麩屋町で行われます。
その際に、太平の舞が披露されるそうですが、これがまたひとつの見どころとなっているようです。
山鉾巡行はその山鉾の美しさが見もので、その豪華さはこの祇園祭が一番とも言われています。
山鉾に取り付けられる飾りは、取り付け前の前日に一般公開されるそうです。
当日が遠目でしか見れないので、せっかくならちゃんとみておきたいですね。
また、山鉾の中でも長刀(なぎなた)鉾と呼ばれる鉾の高さはなんと20mを超!。圧巻ですね。
これは絶対おさえておきたいです。
山鉾の見物場所は、室町通、四条通から北が一番混むそうです。
山鉾が一番集まる場所のようです。
烏丸通などが比較的大混雑を避けられるそうですが、
どちらにしても混雑は必須ですね。
有料観覧席もあるようなので調べてみてください。
祇園祭のお守り?
「粽(ちまき)」と呼ばれる笹で作られた、厄病・災難除けのお守りが祇園祭では売られているそうです。
これは山鉾によって「開運」「無病息災」などそれぞれに違うものなのですが、一部の山鉾では宵山でこの粽を購入するか、入場料を払うと山鉾に登らせてもらえるそうです。
(中には女性禁止の山鉾もあるので、注意してください)
後祭はどんな感じ?
賑やかな前祭とは異なり、かなり厳かな雰囲気まで感じるとのことです。
ただ、観光客も少なく、しっぽりと祭を楽しみたい方にはこちらがおススメです。
以上、歴史ある京都ならではお祭り。
一度は見に行きたいですね。
今や一年中宿不足の京都。早めの計画をおススメいたします!