GW疲れも忘れる 二年に一度の神田祭
1300年以上の歴史をもち、徳川家康が関ヶ原の戦いの前にここで勝利祈願をし勝利したことから、勝負・仕事の成功などの神様として、慕われています。
「天下祭」として知られる神田祭。
また、「鳳輦神輿遷座祭」と呼ばれています。
江戸幕府の庇護を受け、江戸城内に祭礼行列が練りこみ、将軍・御台所の上覧があったことなどから、江戸の庶民たちからいつからか「天下祭」と称されるようになりました。(神田祭公式HPより)
江戸三大祭りとも、日本三大祭りとも言われています。
神田祭といえば、「附け祭」と呼ばれるユニークな大行列も見もの。
また、この祭りのメインイベントもいえる「神幸祭」。祭礼絵巻を繰り広げる神田祭のメイン神事で「附け祭」もあわさり、かなりの行列になります。
週末はひときわにぎわう日本橋や秋葉原などの繁華街を練り歩きます。
ついつい時間を忘れ、次はどんなのが来るのか道にずっと立ち続けてしまいます。
私は二年前、日本橋高島屋前でその行列を見ました。
道幅が広いのであまり人ごみも気にならずに、わりとゆったり見れましたよ。
神田祭歴史
江戸時代から始まった神田祭。当時は山車を練り歩くスタイルではなく、船渡御(ふなとぎょ)だったそうです。
神様の魂を船にのせて川を渡る儀式ですね。
最近ではなかなか見られなくなりましたが、数年前に浅草の三社祭で一度復活させています。
さて神田祭に話はもどって。
船渡御から山車に変わったものの、明治に入ると不況と町の環境からその数は減ったそうです。やがては練り歩くことはなくなり、「設置」という形となりました。
大正時代からは神輿が出てきました。数日かけて氏子町々を隈なく渡御する祭で、長い日には1週間もの日数をかけて渡御が行われたとのことです(神田祭公式HPより)
今の行列などが行われるようになったのは戦後のこと。
戦争や不況にあい、幾度も途絶えた祭りですが、現在では東京・日本を代表する祭りとなりました。
神田祭 楽しみ方
神田明神だけでおさまらないのがこのお祭りの魅力。
今年は5月11日~5月17日。
そんなにやるの?と思われた方もいらっしゃると思いますが、行事が多いのです。
先に述べた「附け祭」や「神幸祭」は13日(土)におこなわれます。
見たい!というかたはこちらからルートのPDFがダウンロードできます。(現時点ではまだ準備中ですが、じきアップされます。)
御神輿もおそらく13日、14日かと思います。
神田明神境内でも様々なイベントが開催されています。
神田祭展
3月25日(土)〜7月30日(日)の土日祝祭日
江戸の華・神田祭に関する絵巻物、浮世絵、古写真などの資料が展示されているそうです。ちょっと面白そうですね。
場所は神田明神資料館となっています。
また、同じく境内でそば打ち体験や和太鼓フェスティバルものも開催されるとか。
私はこれらのイベントにはまだ参加したことないのですが、せっかくなので今年は行列だけでなく、神田明神の境内のイベントにも参加してみようかと思います。
余談ですが、「祭りってすごい人だから行きたくない。」という人がいますが、人のまばらな中での御神輿や大行列。和太鼓などのイベント。
盛り上がるのでしょうか?
観る側、参加する側が一緒になってこそ、お祭りの楽しさだと思いませんか?
お祭りはただたださわぐものではありません。
ちゃんと歴史があり、神様を敬うための儀式です。
日本人であるかぎり、伝統のお祭り、大事にしていきたいですね。