会津まつり 会津若松の楽しみ方

2013年の大河ドラマ「八重の桜」であらたに注目を浴びることになった会津若松。

その町に足を踏み入れると確かに歴史を感じる、街並みです。
歴史上の著名人に縁の深い会津若松ってどんな町?

白虎隊や新撰組など、歴史おんちの方でも知っていますよね。
そんな町の背景を知れば、もっと会津まつりも楽しめますよ。

会津戊辰戦争って?

徳川幕府と薩摩藩、長州藩が対立してた江戸時代。会津藩主の松平容保は京都守護職の任務につくことになりました。

鳥羽伏見の戦いで江戸幕府が敗退。江戸城が開城されると、長州・薩摩は会津を一気に攻めます。猪苗代での会津軍の敗退、さらに若松城下にまでせめられ、会津が降伏。この一連をその年の干支にちなみ、戊辰戦争と名付けられました。

この戦争では城下のいくつかの武家屋敷で婦女子が自刃するという悲劇がありました。
このあたりは「八重の桜」でも詳細に描かれていましたね。

司馬遼太郎氏は『街道をゆく 奥州白河・会津のみち』で「歴史のなかで都市ひとつがこんな目に遭ったのは、会津若松しかない」と述べています。

16~17才の若者で結成された白虎隊
藩主松平容保の近衛兵として滝沢本陣に出陣しましたが、西軍(薩長)に敗れ、飯盛山に帰ります。そこからの風景は会津城(鶴ヶ城)が砲弾により煙に包まれている姿。

煙に包まれる城をみて、敗北を悟った若者たちはもはや自分たちの帰る場所はないと知り、「主君に殉じよう」と全員が自らの命を絶ったのが、今も語り継がれる白虎隊の悲劇です。

実はこのとき、まだ落城はしていなかったといいます。
つまりは白虎隊の早合点だったのです。

会津若松市一箕町八幡弁天下には白虎隊の墓が設置され、今もその悲劇のヒーローたちをたたえるイベントが開催されています。

名称:白虎隊十九士の墓
住所:福島県会津若松市一箕町八幡弁天下
関連サイト:http://www.aizukanko.com/spot/137/
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会津と新撰組の関係とは

会津藩主松平容保が京都守護職時代に、その配下となって京都の治安にあたったのが新撰組です。
彼らへの指示はすべて会津藩から出されていました。

鳥羽伏見の戦いの後、局長の近藤勇は斬首、副長の土方歳三は宇都宮の戦いで負傷した後、会津に入りました。

京都になじみのある新撰組ですが、会津の東山町の天寧寺にある近藤勇の墓は土方が建立したと伝えられています。のちに斎藤一も会津に入り、最後まで新撰組の指揮にあたったと言われています。

それゆえ、会津では度々新撰組に絡むイベントや行事が今も絶えません。

会津まつりではこうした会津に縁のある武将や人物に扮した会津藩公行列が毎年人気となっています。

会津を見降ろす鶴ヶ城

会津一の観光スポットです。
春には桜に囲まれ、秋には紅葉の中いっそうその白さが際立ち、国内唯一の赤瓦の天守閣をもつ美しい城です。

戊辰戦争では約1カ月に及ぶ激しい攻防戦に耐えた名城として、知られています。

明治7年に取り壊されましたが、昭和40年に再建、平成13年には天守閣に続く建物「干飯櫓・南走長屋」が江戸時代の工法・技術を用いて復元されました。

平成23年には赤瓦へのふき替えが完了し幕末当時の姿を再現し、現存する天守閣では国内唯一の赤瓦の天守閣だそうです。

名称:会津若松城
住所:福島県会津若松市追手町1-1
関連サイト:http://www.tsurugajo.com/turugajo/shiro-top.html

さざえ堂(国指定重要文化財)

会津さざえ堂は1796年、福島県会津若松市の飯盛山に建立された、六角三層のお堂です。
正式名称は「円通三匝堂(えんつうさんそうどう)」。(重要文化財指定名称は「旧正宗寺三匝堂」)

かつてはその独特な2重螺旋のスロープに沿って西国三十三観音像が安置され、参拝者はこのお堂をお参りすることで三十三観音参りができるといわれていました。
また、上りと下りが全く別の通路になっている一方通行の構造により、たくさんの参拝者がすれ違うこと無く安全にお参りできるという世界にも珍しい建築様式を採用したことで、建築史上その特異な存在が認められ、平成8年に国重要文化財に指定されています。

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会津武家屋敷

江戸時代末期、会津藩第9代藩主松平容保の家老を務めていた西郷頼母(たのも)の屋敷を中心に、陣屋や茶室、資料館が立ち並んでいます。

また、敷地内には西郷頼母が菅原道真公を祭った会津天満宮があります。

歴史を物語る貴重なスポットですよ。

名称:会津武家屋敷
住所:福島県会津若松市東山町大字石山字院内1
関連サイト:http://bukeyashiki.com/

野口英世青春館・会津壹番館

そう、かれは福島県の出身なのです。

幼少期、手に火傷をおったことは有名な話。
ここ野口英世青春館・会津壹番館はその火傷によりくっついた指の手術をした病院「会陽医院」の後地でもあります。

会陽医院」の建物そのものが使われているそうです。

名称:野口英世青春館・会津壹番館
住所:福島県会津若松市中町4-18
関連サイト:http://www.aizukanko.com/spot/169/

会津若松は本当に何度訪れても飽きない、独特の魅力と奥深さがあります。
お祭りに興味ない方もぜひ、この会津若松に一度足を運んでみてください。

ちなみに期間限定で「まちなか周遊バス」の夜間運行も実施されるので、会津若松の夜のライトアップも楽しめますよ。

その奥深さに驚きますよ

>会津まつり 会津若松の楽しみ方

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