コントロールできない眠気!
ランチ後の眠気を感じにくく、午後のパフォーマンスを上げるコツ
日本人の睡眠時間については度々問題になっていますね。
日々の睡眠不足、実は深刻な問題だそうです。
なんでも5時間睡眠が続くと、チューハイ3杯飲んだ時と同じくらい脳の働きが低下するそう。
忙しいからと睡眠をけずっていても、結局ほろ酔い状態で仕事しているのと同じということに、、、。
生産性が悪いので仕事時間はさらに長くなり、睡眠時間を削るハメに。
こうなると負のスパイラルです。
なんかむなしいですね。
実は結構会社でも、午後になるとコックリ、コックリしている人を見かけます。
この当たり前?の現象、ランチで何を食べるかでも違ってきます。
今回はランチ後の眠気の抑えるコツから、どうしても襲ってくる眠気の対処法をご紹介。
仕事のパフォーマンスをあげて、睡眠不足を解消しましょう。
目次
なぜ午後に眠くなる?その原因を探る
ランチ後1~2時間後に眠くなる原因は糖質過多。それも、麺類・パン類などの小麦粉や砂糖類は血糖値を一気に上げ、1時間過ぎると一気に下降します。
この下降するときに人は眠気を感じるそう。
麺類やパン類より白米、白米より玄米や雑穀米を選ぶようにすると、急激な血糖値の上昇を抑えられます。
また、食物繊維もまた血糖値の上昇をゆるやかにする役割があります。
丼やうどんの単品だけだと、当然食物繊維不足・炭水化物過多になりがちです。
一品、何かつけるようにしましょう。
また、魚や肉はビタミンB1の摂取は糖質をエネルギーに変える働きがあります。
眠くならないランチメニュー
サラダに合わせサラダチキンを合わせたり、こんにゃくや大根のおでんなど、また肉や魚に合わせた定食など、食物繊維・ビタミンB1を意識したメニューを選ぶようにしましょう。
それでも襲ってくる眠気退治
ランチメニューを気にしても、普段の寝不足から眠くなるときは当然あります。
その時の対処法をご紹介。
20分の昼寝をする
眠気を覚ますだけじゃなく、仕事の効率を上げたり、病気のリスクを低下させるメリットも。
時間は15~20分。
椅子に座ったままでも、その効果は絶大と言います。
20分の昼寝はアメリカでは「パワーナップ」と呼ばれており、仕事効率が34%アップ、注意力が54%アップしたという結果もでているほどです。
ポイントは以下
・食後の自然な眠気を利用する。
・昼寝前にコーヒーかお茶でカフェインを取る。
カフェインの眠気覚ましは30分後から効き始めるので、目覚めにすっきりします。
・タイマーをかける
意外と時間を気にすると眠れません。タイマーをかけることで安心感が出るとともに、寝過ごす心配もありません。
・横になれない場合は椅子に座ったままでOK。
・起きたら軽いストレッチを。
3時くらいの遅めの昼寝は夜の睡眠に影響を与えるため、おススメできません。
実はこの昼寝、侮れないのは仕事の効率アップだけではなく、心臓病や認知症の軽減効果もあるとのこと。
昼寝は脳をクールダウンし、ストレスの軽減になるためとの研究結果がだされています。
事実、昼寝をする人はしない人より心臓病で死亡する確率が64%も低いという結果というもでているとのこと。
見逃せないですよね。
たった20分の昼寝の成果です。
カフェインをとる
もう今更の情報ですね。
カフェインはとり過ぎるとだんだんその覚醒効果も薄らいでいくように感じます。身体が慣れてしまうんですね。
ただ、自覚症状がなくなるだけなので、飲み過ぎは厳禁です。
(中毒になります)
その場合はしばらくやめてみて、また始めてみるといいかもしれません。
ちなみにコーヒーより紅茶、さらにそれより緑茶の玉露の方がカフェインが強いです。
玉露はちょっと高価なお茶ですが、確実に美味しい緑茶ですし、一度試してみるのもいいかもしれません。
アイソメトリックス
アイソメトリックスは筋肉を動かさない筋肉トレーニングです。
本来、筋力アップを目的としていますが、交感神経が活発になり血圧や体温も上がるので、目がさえる効果が期待できます。
大げさな動作はいりません。
なのでオフィスでもこっそりできます。
胸の前で手のひらを合わせて合掌のポーズをし、手のひらを押しあうように全力で力を入れて7秒キープ。息は止めないこと。
また、腕を伸ばした状態で手のひらを合わせて左や右に動かします。本来二の腕や肩甲骨まわりの筋肉を鍛える運動です。
ツボ押し
ミーティング中でもできるツボ押し。
目覚めに効くツボを覚えておきましょう。
中指の爪の、人差し指側の生え際から2ミリ程度下にある「中衝」。
逆の手の親指と人差し指で、中指をつまむようにして強めに押しましょう。
手の甲側の、親指と人差し指の間、筋肉が盛り上がっているところが「合谷」。
逆の手の親指と人差し指で挟むこむようにして強めに押しましょう。
日光を浴びる
強い光には眠気を覚ます効果があります。
外に出ることが難しければ、陽のあたる窓際に行くだけでもOKです。
睡眠ホルモンのメラトニンが減って眠気が和らぎます。
1分瞑想
眠い時に目をつむったらそのまま寝落ちしそうですが、1分目を閉じて脳を休めるだけで意外とすっきりすることがあります。
くれぐれも寝込まないようにご注意ください。
耳・首・わきの下を冷やす
あらかじめペットボトルを凍らしておくといいですね。
そのほか、冷たい水で冷やした濡れタオル、冷却ジェルシートでも効果的です。
まとめ
睡眠不足はなにかとリスクを伴います。
生産効率が悪くなるくらいなら寝てしまう勇気も必要かもしれませんね。
また、休日の寝だめも負のスパイラルにはまる要因のひとつです。
長くても普段起きる時間との差は2時間以内におさえておきましょう。
かくなる私も普段の睡眠時間は6時間を切っています。
休日に寝だめをすることはないですが、昼寝を上手く利用したいですね。