目次
毘沙門天大祭の抑えるべきポイントは?
だるまを買うだけではもったいないだるま市の歩き方
日本三大「だるま市」。
富士市の「だるま市」、東京調布の「深大寺だるま市」、群馬の「高崎だるま市」を指します。
なかでも富士の毘沙門天大祭のだるま市はその規模からも日本一のだるま市とも言われています。
2018年の開催日は
2018年2月22日(木)・23日(金)・24日(土)
の3日間です。
露天は500店を超え、その距離1kmにも及ぶと言われています。
毎年3日間で約25万人もの人が訪れます。
高崎だるま市の記事にも書きましたが、だるまは何か勝負祈願のときに購入するものではありません。
確かに願掛けの意味がありますが、そもそも縁起ものです。
そしてこの毘沙門天大祭には大きな開運の祈祷も行われるので、絶対いい年にしたい!という方はぜひ足を運んでください。
日本一のだるま市 毘沙門天大祭とは
だるま市として有名な毘沙門天大祭ですが、秘法「火の祈祷」が行われる、福を呼び込む開運のお祭りでもあります。
それを知らずに人が多いからと、だるまだけ購入し、帰ってしまう人もいるとか。
もったいないことです!
毘沙門天大祭が行われる旧正月の7日・8日・9日の三日間は「毘沙門天王」が人々の願い事を聞いてくださる日とされています。そのため、「当山に詣で、間近に御尊像を拝めば一粒万倍の功徳あり」と言い伝えがあるほどご利益のあるお祭りなのです。
ご本尊のお参りは必ずしてください。
また、この「毘沙門天」像、聖徳太子の作とも伝わっています。
ぜひそのあたりの知識も入れたうえでお参りしてくださいね。お時間あるかたはぜひご祈祷をおススメします。
ちなみに鳥居があるため、勘違いする方も多いそうですが、ここは「香久山 妙法寺」というれっきとしたお寺です。参拝の際は「拍手」は不要です。
祈祷を受けよう
祭り期間中は「福徳万倍」とも言われる火の祈祷が行われています。
ぜひ1年の幸福を願って、祈祷してもらってください。
また、だるまを購入したらぜひ開眼祈祷を。
だるまの大きさによって祈祷料は異なるようです。
毘沙門大祭 だるま市の歩き方
なんせ日本一のだるま市。
その出展数もかなりの数になります。
だるまをいざ探すというと、その大きさと値段ばかりに気がとられてしまいますが、ここ富士のだるま市で売られていただるまは元々は「鈴川だるま」と呼ばれるものです。
今では生産数の減少からいろいろなだるまが売られていますが、もしご当地にこだわるならぜひ「鈴川だるま」を選んでください。
鈴川だるまは、高崎だるまのように眉が鶴や亀になっているものでなく、髭が控え目でおとなしく、目鼻立ちがやさしいのが特徴です。また、反対に太い眉と髭が黒々と描かれてる2種類があります。
本来の顔は前者のようです。
好みに分かれるところですが、どちらも今職人が少なくなり、希少なものとなっています。
職人が1点1点丁寧に仕上げる「鈴川だるま」をぜひご覧になってくださいね。
ちなみに一体仕上げるのには10日ほどかかるそうです。
だるまの選び方
ぜひご当地の鈴川だるまを選んでいただきたいところですが、最後は「顔」です。
職人さんによって、その顔は異なります。
1年間顔をつきあわせる(?)ことになるのですから、好みの顔を選んでください。
「だるま」には、高さが72㎝にもなる「大特大」サイズから、「特大」「大極上」「極上」「番外」と続き、「大一」「一号」「二号」・・・「拾号」など、昔ながらの定番サイズのものや、ミニサイズやミニミニサイズに、さらには赤以外のカラフルな「だるま」まで、お店により本当に様々な「だるま」が並んでいます。
値段は300円前後のものから数万円と幅広く、予算と家の置き場と好みの顔で選んでくださいね。
開眼祈祷
だるまを購入したら、境内の祈祷受付でぜひ開眼祈祷をうけてください。開眼祈祷とはそのだるまに願いを託すこと。
祈祷料はだるまの大きさによるそうです。大きいものだと10,000円くらいかかってしまうようです。
しかしながら、ぜひ開運祈願として受けられることをおススメします。
古いだるまを持ってくればお炊き上げもしてくれます。(有料)
祈祷受付時間は8:00~21:00(最終日は20:00まで)です。
毘沙門天 行き方
■東京から(電車)
東京(新幹線こだま)→ 三島(JR東海道本線)→吉原駅下車 徒歩10分
東京(新幹線こだま)→ 新富士下車 タクシー15分
■車の場合
国道1号バイパス「富士東インターチェンジ」より、県道76号を南へ。
毘沙門天大祭期間中は周辺の交通規制があるため、車での来場の際はご注意ください。
臨時駐車場は設置されるようですが、周辺の渋滞は毎年のことのようです。
早めの時間帯がおススメです。
露天は吉原駅すぐからずーっと1kmにわたって続きます。
1年の開運を願ってぜひ2月は富士へ!
場所:香久山 妙法寺(こうきゅうざん みょうほうじ)
住所:静岡県富士市今井2-7番-1
電話:0545-32-0114(代)
最寄駅:JR吉原駅より徒歩約10分