目次
着物に興味ある方はチェック!
まずは産地で染めの技術に触れよう
「染の小道」は、落合・中井を「染めの街」として再び日本や世界へ発信すること。
そして、地域が大切にしてきた価値や環境を直接体験する機会を提供することで活力を生み出す、住民発意のイベントです。
知る人ぞ知る、新宿落合は昔からの染めものの町なのです。
東京が京都・金沢に並ぶ日本三大染めの産地ということを知っていますか?
もちろん、今現在も変わりません。
そしてここ新宿落合でも昭和30年くらいまでかなりの作り手が美しい反物を染め上げ、妙正寺川で流し洗いをしていたといいます。(さすがに現在、都市河川化したこの川で反物を実際洗うことはありませんが)
その作り手さんはいまやかなり減少しましたが、今でもここで着物関係の業者さんは多いです。
染めの小道はそんな染めの町の落合から、もう一度東京の伝統文化を立て直そうと10年前に始まったイベントです。
ちょっと着物に興味あるけど、呉服屋さんにはとても足を運べない、ちょっと染めものに興味あるという方、ぜひ足を運んでみてください。染色作家から、現役の染め職人さんまでその染めモノに直に触れられる絶好の機会です。
染めの小道の歩き方
2018年の「染の小道」の開催日程は
2月23日(金)~2月25日(日)
です。
川のギャラリー
実際、60年くらい前までは、この妙正川に色々な反物を洗い、干すさまは西新宿の風物詩でした。
染めの小道ではその様子をイメージできるよう、川に沿った形で反物を吊るし、都会の川に反物の花を咲かせます。これは実際、作家が染めた反物です。
今となってはなかなか観ることのできない光景ですよ。
道のギャラリー
作家・職人の染め上げたのれんが、落合の商店街の軒先を飾ります。
実際、飾るお店と相談しながらデザインを決めたそうです。
江戸時代は食べ物やではお客が皆、食べ終わりにのれんで手を拭いてから帰ったことから、のれんの汚れは繁盛の印とまで言われていました。
そんなお店の顔を飾るのれんに託した染色作家・職人の想いを想像しながら歩くのも楽しいですよね。
染の小道のイベント
ギャラリー他、染めや着物イベントも開催されます。
染めの王国 新宿展
・都内染色3大組合によるコラボ展示(着物や帯など)
・伝統工芸士による実演
が行われます。
着物の世界にちょっと触れてみたいという方、ぜひ足を運んでみてくださいね。
期間:2月24日・25日
場所:落合第五小学校 体育館
染の学校
染色体験をしてみませんか。
手軽にその楽しさ。奥深さを学ぶ機会です。
期間:2月24日・25日
時間:11:00~15:00
場所:落合第二小学校
疲れたらちょっと一休み
ベーカリーカフェキュイキュイ
落ち着けるカフェ。手作りパンも人気です。
新宿区中井1-3-4
03-3369-9115
ガーデンコテージ ららら
林芙美子記念館近く。
テーブルも椅子も、柱も屋根も、電気のカサまでセブ島から持ってきた材料で作ったというこだわりの店舗。
まさしくちょっと落ち着いたひとときを楽しめるカフェですね。
新宿区中井1-5-10
03-3950-5072
着物っていうと、ちょっと敷居の高いイメージがあるかもしれませんが、必ずしもそうではありません。日本の技術の集大成です。こんなイベントに参加して、ちょっと身近に感じてみませんか。
春はまださきかもしれませんが、きっと職人の織り成す美しい反物の花に、心はずみますよ。
駅は西武新宿線中井駅が便利です。
期間:2018年2月23日(金)〜2018年2月25日(日)
時間:川のギャラリーは各日10:00~17:00(雨天中止)
道のギャラリーは各店舗の営業時間
開催場所:西武新宿線・都営大江戸線 中井駅周辺
問合わせ:03-5273-4069 (新宿区文化観光課)