竹に入った不思議なお酒。七夕によくあう風流なお酒を楽しむ
あっという間に5月も終わり、もう梅雨入り間近。梅雨明け直前には七夕ですね。計画はたちましたか?
今までさんざん七夕祭りに関してはご紹介してきました。
七夕といえば素麺ということも紹介しましたが、(まだ読んでいない方はこちら「七夕は何を食べる?家で七夕祭を楽しむメニュー」)夏だからビールというのも味気ないですね。
七夕にぴったりのお酒のご紹介です。
竹酒ってご存知でしょうか。
竹に入ったお酒です。「竹で作った筒」ではなく、切った青竹の節、そのままの状態にお酒が入っているのです。
不思議ですね。
どうやってお酒をいれたのでしょうか。穴や栓がないので、アイスピックなどで自分であけて飲みます。
お酒をどう入れたかは最後にして、七夕の夜、ちょっと彩を加える竹酒のご紹介です。
竹酒の特色
竹酒は一般的には竹で作った酒器にお酒を入れ、竹の香りを移して飲むものが主流。
宮崎県高千穂の「かっぽ酒」は有名ですね。
こちらは青竹に日本酒や焼酎を入れ、囲炉裏などにかけて燗(かん)をつけたもの。竹の油分がお酒にまざり、独特の風味がでてきます。ちなみに「かっぽ酒」の由来はお酒を注ぐときに、かぽかぽと音がすることからだそうです。
日本のお酒の楽しみ方って風味だけでないところがいいですね。
さて竹の節にお酒が入っている不思議な竹酒。
からくりをいうと竹を減圧機にかけ、中を真空状態にするそうです。そしてその竹をお酒に浸すと、圧力をもどったときに内部にお酒を浸透させるそうです。時間は一晩くらい。
考案したのは広島の農園経営の方とか。
スゴイですね。
竹の成分(ミネラル)などがお酒に溶け出すので、さわやかな香りと風味が味わえます。
ただし、販売元は限られているので、発送は計画的に。
保存が利かないので、注文から発送間で時間がかかります。
早く受け取っても保存期間は限られているので注意を。
竹酒が楽しめるお店
うかい鳥山
前にもご紹介した蛍狩りができる、料亭の高尾 うかい鳥山で出される竹酒は絶品です。
こちらは竹筒にはいった冷酒。
きりりとした中に竹の風味がかすかに。ぜひお試しください。
うかい鳥山─ いろり炭火焼料理 ─
営業時間 |
平日 11:30 ~ 22:00 br> 土 11:00 ~ 22:00 br> 日・祝日 11:00 ~ 21:00 |
アクセス | 東京都八王子市南浅川町3426 br> JR高尾駅 京王線高尾山口駅より送迎バス |
問い合わせ | 042-661-0739 |
竹万(タケマン)
青竹に密閉された名物「開運竹酒」。
独自製法で青竹の中に日本酒を密閉!利酒師がいるお店ならではのお酒です。
営業時間 |
月~水・金~日 br> ランチ 11:30~14:00 br> 16:30~21:00 |
アクセス | 神奈川県平塚市花水台37-3 br> 平塚駅より車5分 |
問い合わせ | 0463-31-3322 |
七夕、浴衣着て、おおいに楽しみましょう!