夏休みは子供の感性と好奇心を育てる　遊べる美術館

夏休みは家族旅行やら、子供の自由研究の手伝いやらで何かと忙しいですが、ここは子供と一緒にアートに触れてみませんか。

「アート？子供はそんなのに興味ないし。」という声が聞こえてきそうですが。。

遊べる美術館。

ご存知でしょうか。
触れたり、遊べたりする美術館があるんです。

アートというものを切り口に、子供から大人まで一緒に学べて遊べる場所となっています。
夢の国にもいいですが、混むしお金もかかりますよね。

夏休みは子どもが成長する時間とも言います。
子供の感性や好奇心を育てる機会、この夏休みに作ってみてはどうですか？

ちなみに私は子供と一緒でなくても、十分楽しめます！
（かなりの大人ですが）

「遊び」について真剣に向き合う　「岡本太郎と遊ぶ」展　PLAY with TARO

おなじみの日本を代表する岡本太郎氏の美術館。
彼は生前、「『遊び』は真剣な、全人間的な、つまり命のすべてをぶつけての無償の行為だ。」と言っていたそうです。

『遊び』に真面目に取り組む。
けっしてふざけたことではないのです。

音や、言葉やなど五感を使って芸術を観る試みがされています。

例えばこんなものです。

「ことばで遊ぶ」　数字で短歌をつくろう

1,2,3の数字を使って数字短歌をつくります。
短歌をつくるだけでも大変ですが、数字を入れなくてはとなると、ものすごく頭かかえそうすね。

でも意外と子供は大人が考え付かない切りくちで発想したりします。
お子さんのそんな一面、見てみたいのでは？

「おと・リズムで遊ぶ」

太郎の作品の前で、さまざまな楽器を使ってリズムを感じる自由参加型イベント。
目で得た情報を音と結び付ける。

感性が磨かれますよ、きっと。
これは夏休み前の開催です。

おなじみ庭の美しい庭園美術館で　アートと触れ合う

東京都庭園美術館では、赤ちゃんから小学生までのお子さんと親子で楽しめる「あーととあそぶにわ」を展示会ごとに内容を変えて開催しています。

アートは観るだけでなく感じるをコンセプトに、さまざまな遊びを提供してくれます。

普段、それこそ子供と美術館になんて行けないというお母さん。
これを機にお子さんに美術館デビューさせてみてはどうでしょうか？

事前申込不要・無料
＊プログラム参加費は無料ですが、中学生以上の方は入場チケットが必要です。
＊芝庭での「あーととあそぶにわ」のご参加には、庭園入場チケットまたは展覧会入場チケットが必要です。庭園入場料は一般100円、大学生（専修・各種専門学校含む）80円、中・高校生・65歳以上50円、小学生以下および都内在住在学の中学生は無料。庭園入場チケットで入った後で「やっぱり美術館の中にも入りたい」という場合には、美術館の受付にて差額のお支払で入館できます。
＊ウェルカムルームで開催となった場合には、美術館本館内に入るため、展覧会入場チケットが必要になります。
＊1回のプログラムは約30分です。12:00～15:00の間、同じプログラムを繰り返していますので、好きなタイミングで参加できます。

また、庭園美術館には「ウェルカムルーム」という事務所があり、ここでは展示を観た後、観る前、関連書籍を観るなどくつろげる空間となっています。

もちろん子供が休める場所にもなっています。

ぜひお立ち寄りください。

動くアート　からくりおもちゃの世界

群馬県、東京からは少し離れたところに「現代からくりおもちゃ美術館・ぽるぺっぽ」があります。

国内外で活躍する「からくりおもちゃ作家」の作品ばかりを集めたこの美術館。作品は、実際にハンドルを回して動かすこともできます。

コンピュータ時代の今だからこそ、その構造に感心するばかりです。
日本でもからくりの歴史は古く、長く人々を魅了してきました。

コンピュータがない時代です。
その動きもすべて人の手と頭で計算されて作るのですから驚きです。

からくりおもちゃの魅力にはまった方には、館内のミュージアムショップに「木製からくりキット」や「ペーパーからくりキット」が用意されているので、ぜひ親子でチャレンジしてみてください。

お子さんがアートに触れて、どんな反応をするのか楽しみですね。
きっと貴重な体験にあると信じています。