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江戸「天下祭」を今に再現した山車行事。 小江戸の街並みに豪華な山車がそびえ立つ!
埼玉県、小江戸と呼ばれる蔵造りの街並みで、変わらず人気の観光スポット川越のお祭り。別名「川越氷川祭」とも言われ、古くから地元の人に愛されて続けています。
360年以上、江戸「天下祭」の様式や風流を存続してきた貴重な祭と認められ、2005年「川越氷川祭の山車行事」として 国指定重要無形民俗文化財に指定されました。
川越では年内で一番賑やかなイベントでもあり、毎年観光客含め約50万人/日が集まるそうです。
そんな川越まつり、毎年10月の第3土曜・日曜に開催されます。
今年2017年は10月14日・15日となりますね。
そんな川越まつりの見どころをご紹介していきます。
秋が本格化するこの気持ちのよい季節。
家族揃って近場でお祭り見物はいかがでしょうか。
川越は老若男女そろって楽しめる場所なんです。
(もちろん、おひとりさまでも!)
川越まつり最大のみどころは「曳っかわせ(ひっかわせ)」
川越まつりの魅力は圧巻の山車です。
山車の高さは上部に設置された人形も加えると4m~6mも。
職人ならではの匠な技術が施された、絢爛豪華な山車の数々です。
また、「曳っかわせ」と呼ばれる、数台の向き合った山車がお囃子で競い合い、周りの引き回しの人たちが提灯を掲げながら掛け声をあげる風景は、祭りを最高潮に盛り上げてくれます。
さらに日が暮れ、山車の提灯に灯りがともると、その幻想的な様子がさなんとも言えない風景をかもしだします。
川越まつりスケジュール
まだ詳細は公表されていませんが、昨年のスケジュールを参考いただければ大体の祭りの流れがつかめるかと思います。
【1日目】
14:00~15:00頃
川越市役所前に山車が集合。ずらっと並んだ山車でお囃子を披露。
一同に並ぶ山車が見られるのはこの時だけです。
18:00~19:00頃 宵山の山車揃い
山車の提灯に灯がともります。
18:20頃 鳶(とび)のはしご乗り
鳶職人さんによるはしご芸。見ている方もハラハラしてしまいます。
19:00~21:00頃 曳っかわせ
山車が巡業中に出会うと、正面を突き合わせ、お囃子合戦が始ります。この時が川越祭りの最高に盛り上がる瞬間です。
ちなみにお囃子合戦の勝敗はどちらかが相手のお囃子につられたら負けとなっています。
【2日目】
13:30~15:00
1日目と同様、山車が一同市役所前に集合します。
18:30~21:00頃 曳っかわせ
山車が巡業中に出会うと、正面を突き合わせ、お囃子合戦が始ります。この時が川越祭りの最高に盛り上がる瞬間です。
ちなみにお囃子の源流はどれも、江戸の葛西囃子だと言います。
川越まつり山車について
川越まつりの山車は上部に人形がとりつけてある、大型の山車です。
これらは江戸と川越の職人によって作られたと言われています。
山車の構造は二層の鉾と人形からなる江戸型が発展したもの。
鉾の前に唐破風か欄間を乗せた舞台(囃子台)があり、多くの山車はせいご台の上で360度水平回転する回り舞台になっています。
構造上、かなり凝った造りになっていて、漆や金箔・垂れ幕には刺繍が施されています。
一見同じように見える山車でも、29の山車で同じものは一対としてないそうです。そんなところも見どころのひとつでかもしれません。
山車や神輿は各地のお祭りの象徴的な存在です。
ただ祭りの雰囲気にのまれ、お囃子などに盛り上がるだけでなく、日本ならではの山車・神輿というものを見直してみてはどうでしょうか。
以上、大まかな川越まつりのご紹介でした。
秋深まるころ、人気の小江戸の町で繰り広げられる絢爛豪華な祭り。
関東屈指のお祭りでもあります。
是非一度足を運んでみてくださいね。
公共交通の便もいいので、お子さん連れでも、すぐに足を運べます。
川越までのアクセス
祭りは交通規制がひかれている上、駐車場がないため、公共交通機関をご利用ください。
【大宮から】
・JR 川越線で約20分 川越駅下車
【池袋から】
・東武東上線急行で約30分 川越駅下車
【新宿から】
・JR埼京線(新宿駅)快速で約50分 川越駅下車;西武新宿線(西武新宿駅)特急で約45分 本川越駅下車
【横浜から】
東急東横線で約78分 川越駅下車
日程:2017年10月14日(土)〜2017年10月15日(日)
時間:14:00ごろ~21:00ごろ
会場:川越駅すぐ
問合せ:
川越観光課 049-224-5940
川越まつり会館 049-225-2727
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