3000もの提灯が幻想的にゆらめく 二本松提灯まつり

参照:二本松公式サイト

二本松は福島県でも会津若松と並び、城下町として知られています。

そこで毎年行われる、日本三大提灯まつりとして知られているお祭り、「二本松提灯まつり」

提灯を使ったお祭りで最も有名なのは秋田の「竿灯まつり」でしょうか。
でも、なかなかここ、二本松の提灯もすごいものがあるんです。

各町内会の計7台の太鼓台にびっしり鈴なりにとりつけられた提灯は総計3,000にもなります。
幻想的でありながら、その光景には圧倒される二本松提灯まつり。その歴史は370年を超え、福島県重要無形民俗文化財に指定された祭りです。

二本松提灯まつりの見どころ・スケジュールのご紹介です。
過ごしやすくなった秋本番のころ、ちょっと足を延ばして秋祭りを堪能したいという方におススメ。

メインは夜なので、お子様連れのご家族より、友人同士などの旅行に適しています。

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二本松提灯まつりの日程とスケジュール

今年の二本松提灯まつりの日程は

2017年10月4日(水)~6日(金)

「え?平日?」
と思われた方もいますよね。
実はこの祭り、この日に開催されます。

祭りのスケジュールは以下の通りです。

1日目(10月4日)宵祭り

3日間の提灯祭りの中で一番の見どころがこの宵祭り。
二本松神社のかがり火を紅提灯に移し、太鼓台は威勢のいい掛け声とお囃子を奏でながら市中を練り歩きます。
すべての太鼓台が揃うのはこの日のみ。

各提灯には各町の名が入っているので、当然7台すべて異なります。
1台につき約300個の提灯をつけていているので総計3,000個の提灯が繰り出す光景が堪能できます。

「すぎなり」と呼ばれる太鼓台の提灯の1番上部のところは可動式になっており、信号機などひっかかりそうになると、この部分を倒して通ります。

2日目(10月5日)本祭り

祭りの要、「神輿渡御」が行われます。
時間は8:00~15:00くらいまで。

神輿の宮入後、また各太鼓台が火の入った提灯をつり下げて、市内を練り歩きます。

3日目(10月6日)後祭り

昼はそれぞれの町内を練り歩き、夜は4:3と二つに分かれ、合同引き廻しが行われます。
これはこれで見ものですね。

二本松へのアクセス

東京方面から電車の場合
東京→東北・北海道新幹線 郡山→ 東北本線(福島行)二本松
約3時間の旅になります。
ただ、東京駅からは乗換1回なので、移動は楽ですね。

祭りのメインは駅から徒歩3分ほどです。

車の場合
東北道二本松ICから1.3km。

交通規制(2016年情報)
10月4日【七町合同引き廻し】16:00~25:00
10月5日【七町合同引き廻し】19:30~15:00
10月6日【三町・四町合同引き廻し】16:00~21:00

駐車場(2016年情報)

公式サイトで事前に臨時駐車場が案内されますので、そちらをチェックしてください。

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二本松提灯まつりの歴史

1643年、丹羽光重公が二本松城主として入城。
「よい政治を行うためには、領民にまず敬神の意を高揚させること」という考えから、二本松神社を誰もが参拝できるようにしたのが始りだったそうです。

現在、秋田の「竿燈祭」、愛知の「尾張津島天王祭」と同じ日本三大提灯まつりと言われるお祭りとなりました。

二本松に行ったらぜひこれは食べたい

二本松は城下町だったこともあり、さまざまなお菓子があります。
中でも羊羹は二本松の代表とも言えるお菓子。
由来は当時の藩主から、「江戸に出て製菓の法を学び、練羊羹並びに塩釜製法の秘法を得て帰すべし。」との藩命を受けた菓子職人が江戸で学び、その後、独自の研究も踏まえ完成させたと伝えられています。

玉嶋屋

江戸時代には東北各地の大名も愛した羊羹。
特にまんまるの玉羊羹は見た目も可愛らしく、ほどよい甘さから玉嶋屋一番人気の商品となっています。

住所:二本松市本町1-88
電話:0243-23-2121

白河屋

伝統の「本練羊羹」をはじめ、二本松・奥の松酒造の吟醸酒を使った「桜吟醸」などが親しまれています。

住所:二本松市杉田町1-92
電話:0243-22-0936

日夏

人気の玉羊羹ほか、竹の皮で直接包んで仕上げた二本松羊羹など、ぜひお土産に買って帰りたい商品がラインアップ!

住所:二本松市本町1-203
電話:0243-22-0063

秋の夜空を焦がすような赤い灯りに酔いしれ、美味しいものを堪能した、充実の旅にしましょう。

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