日本一の生産量を誇る高崎だるま
どんなときに買う?
日本三大だるま市をご存知でしょうか。
富士毘沙門天妙法寺の「毘沙門天大祭だるま市」、東京調布深大寺の「厄除元大師大祭だるま市」、群馬少林山達磨寺の「少林山七草大祭だるま市(高崎だるま市)」が日本三大だるま市とされています。
静岡県、富士市の「毘沙門天大祭だるま市」は2月、深大寺の「厄除元大師大祭だるま市」は3月となっており、「高崎だるま市」は新年早々開催されます。
高崎だるま開催地は2箇所。
少林山達磨寺で開催される「少林山七草大祭だるま市」と高崎市主催の「高崎だるま市」。
開催場所と日程も異なります。
願掛け・福を呼ぶ縁起物として親しまれているだるま。
来年1年の幸運を願って、高崎へ足を運んでみませんか。
高崎だるま市の日程と概要
高崎だるま市はだるまの販売のほか、開運たかさき食堂の出店やイベントなどが開催されます。
元々は達磨寺のみで開催されていましたが、出店料などのことで内部分裂が発生し、今では開催をわけることに。新だるま市のほうが最近ではだるまの販売も大きいようです。元旦初日の人出は10万人とも言われています。
高崎だるま市の日程と場所は以下の通りです。
開催日: 2018年1月1日、2日
時間 : 9:00~16:00
場所 : 高崎駅西口の駅前通り
そして以下がそのだるま市の様子です。
(すごい。。。)
そして少林山七草大祭だるま市が以下の通りです。
開催日: 1月7日、8日
場所 : 少林寺達磨寺
こちらは夜通し行われます。
高崎だるま市は元旦から始まるうえ、交通規制は当日の朝からかかるので、会場へは早めに入ったほうが確実です。
臨時の駐車場もありますが、できればご家族で行くなら前入りして近くの宿に泊まり、会場へは歩いて行くことをおススメします。
会場は駅前なので、アクセスは良いです。
高崎だるまの歴史
高崎だるまの特徴は眉が鶴、髭が亀となっているため、古くから縁起物として人気がありました。
お腹には「福入」、両肩には「家内安全、商売繁盛、大願成就、目標達成」などの願いを込めて金文字が書かれています。文字が書かれているだるまは全国的に見ても珍しいそうです。
200数十年前、春から秋にかけての農作農業の副業でした。
少林山が天明てんめいの飢饉ききんの後農民に作らせ、七草大祭に売らせたところ評判となりました。
さらに広まったのは、江戸の天然痘の流行から魔除けとして赤い達磨を子供の枕元に置くなどしたことからと言われています。
江戸では天然痘の予防方法が判明してから江戸だるまの需要はなくなりましたが、高崎ではその後もだるま作りは続けられ、1993年、群馬県のふるさと伝統工芸に指定されました。
だるまはいつ買う?目の入れ方は?
だるまは縁起物で、目標や願望達成祈願するものです。
なので、年の割と早いうちに買い、その年の願いを託しましょう。
選挙開票結果の報道なので、よく見られていますが、何も選挙に特化したアイテムではありません。
一般的には「最初は左、願いがかなったら右」、選挙では「最初は右、当選で左」が多いようです。
間違いやすいのは、「右目」・「左目」というのがダルマにとってのことなので、「最初は向かって右、願いがかなったら向かって左」が憶えやすいと思います。
達磨の左目は「阿(あ)」、右目は「吽(うん)」を表し、阿吽の「阿」は物事の始まり、「吽」は終わりを意味するそうです。
最初は買ってからすぐ入れます。(マジックか筆ペンで)
願いがかなったらもう一方も入れます。
もし叶わなくても、年末にはその年の無事に感謝して目を入れて供養します。
両目入れただるまはどうする?
だるま市に行くときに、それも持って行けばひきとってくれます。
もし現地に行けない方も送ればひきとってくれますが、お炊き上げ料も忘れずに。購入しただるまの代金の半額くらいが相場だそうです。
新しいだるまを持って帰るのが大変、という方も安心です。
高崎だるま市会場に、宅配便ブースがありますので送ることもできます。
開運たかさき食堂
本市が全国に誇る「うまいもん」を集めた開運たかさき食堂。
高崎だるま市の楽しみのひとつでもあります。
ご当地グルメを堪能してください。
その他、餅や甘酒の無料配布なんかも例年あるようなので、チェックしてみてくださいね。
来年、ぜひ成就したい願いがある方、正月は群馬へ!