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あなたの風邪対策は間違っているかも?
絶対風邪ひけない人のための予防対策
関東ではとくに連日の乾燥注意報が発令され、空気は当然カラカラ。
空気が乾燥すれば、当然風邪も流行ります。
「ちゃんと手洗いうがいやっているし、予防マスクもしているし、自分は大丈夫。」
と思っているあなた。
本当にその対策は合っていますか?
意外と昔から伝えられている風邪予防は現在の医療研究において効果が期待できないという場合も。
まだまだ風邪の季節が続きます。
今一度、風邪対策を見直してこの冬乗り切りましょう。
今までの常識は非常識?最近の風邪対策とは
今時の常識かもしれませんが、帰宅時の手洗い、うがいでは不十分です。
ではどうすれば?
現代医学によって効果的といわれている風邪予防をみていきましょう。
手洗いはこまめにうがいは?
基本中の基本ですが、手洗いはこまめに、薬用石鹸をつかってしっかり洗います。
うがいはというと、風邪予防の観点からはあまり効果がないと現代の医療研究では考えられているようです。
その理由のひとつ、風邪はせん毛という気道にある細かい毛が乾燥していると、そこにウィルスが付着し感染するのですが、うがいでは届かない場所があるためです。
かといって、するとしないとでは大違い。
うがいの目的は口の中の細菌を洗い流すためだからです。
ただしうがいのやり方はちゃんとやろうとすると、けっこう大変。
1.最初口の中をまんべんなく洗えるよう水を含んだらくちゅくちゅして吐き出す。
2.2~3回くり返す
3.「あー」と声をだしながらうがいをする(10~15秒)
うがい薬より緑茶が効果的だそうです。
ただし、なかなかうがいができない場合、緑茶を飲むだけでOK。
ウィルスが体内に入っちゃうとダメなのではと思いがちですが、要は粘膜にウィルスを定着させないことがポイント。
緑茶にはカテキンが含まれているので殺菌効果があります。
これはインフルエンザ予防にも効果的だそう。
ちなみにウィルスは飲み込んでも、胃酸によって死滅するそうです。
ビタミンCより乳酸菌を取る
風邪をひいたらビタミンCを積極的に取るという話は定番になっていますが、現代医学においては効果がないと言われています。
昨今、よく医者からすすめられるのが乳酸菌の摂取。腸を正常に保つことが体調を良くすることになるという話も。
事実、私も毎日ヨーグルトを食べますが、風邪は3年に1度くらいしかひきません。
乳酸菌はヨーグルトでもいいですし、整腸剤のようなものでも、納豆などの発酵食品でもOKです。
ビタミンCは風邪をひいてから大量にとっても胃腸を悪くする可能性があるので、注意してください。
ビタミンを補給は大事ですが、自身の不足ビタミンは分からないのでマルチビタミンなどサプリで取るのも手です。
マスクを過信しない
風邪予防にマスクをする人が多いですが、空気感染対策には効果ありません。
ただしくしゃみなどの飛沫感染には防御効果があると言えそうです。
また、口の中の乾燥を防ぐので、ウィルスがせん毛に付着するのを防げます。
マスクはこまめに交換し、外すときは耳かけ部分に指をかけ、マスクの外側に触れないようにしましょう。
体温を上げる
体温が1度下がると免疫力は30~40%下がると言われています。
適度な運動や入浴でしっかり湯船につかるなど心がけしたいところ。
「そんなの無理ー」という方は少なくても身体は冷やさないように。
ドアノブに触らない
ドアノブやエレベーターのボタン、電車のつり革などは一旦ウィルスが付着するとなかなか取れない場所。極力ハンカチや手袋などを使用し、直接手で触らないよう心がけたいですね。
そういった場所を触ったハンカチや手袋で顔付近を触らないことも重要です。
また、それは自宅内のノブでも同じ。
家族間での感染を防ぎます。
以上、目からうろこの情報もありましたか?
あとは基本的なことですが、睡眠を十分取ることと、バランスの良い食事を取ることです。
風邪をひいたら即対応 長引かせない方法とは
「ちょっとおかしい」と思ったら即対処することが、風邪をこじらせない、長引かせないコツです。
薬もいいですが、まずは身体の免疫を高めることから始めましょう。
結果、早く治すことにつながります。(私自身これで本格的な風邪は3年に1度程度ですんでいます。)
体温を上げる
予防方法でも記載したとおり、体温を上げれば免疫力もあがります。
風邪のひき始め程度であれば身体の抵抗力も当然高まります。
温かい食べ物を取る、入浴はしっかり湯船につかるなど、できることはたくさんあります。
薬を飲む前に葛根湯なども筋肉を緩和させ、体を温める働きがあるので、初期の風邪対策には効果的です。
良く寝る
風邪を治すためにエネルギーを使いましょう。そのためにはなるべく他のことで体力を消耗させないことです。
十分な睡眠をとって、風邪を追い払うことに体力を使うようにしたいですね。
マッサージなどをしてもらい、筋肉をほぐし血行をよくすると良く眠れるそうです。
風邪のときこそマッサージ受けたいですね。
たくさんの食事をとらない
食欲があるうちは栄養をつけようと色々食べようと思いがちですが、消化のためのエネルギーはかなり使います。
胃腸に負担をかけず、風邪を治すためだけにエネルギーを使うよう、消化のよいものを食べるようにしましょう。
水分をとる
風邪のときは脱水症状になりやすいです。
特に発熱したら、水分が失われがちなので、多めにとるようにしましょう。
すぐに病院に行かない
風邪を早く治すためにすぐに病院に行った方がいいのでは?と思いがちですが、病院では別の病気をもらうリスクもあります。
なるべく自己治癒で乗り切るようにしましょう。
症状が悪化し、自分ではどうしようもなくなったら受診をおススメします。
風邪予防に効く食べ物とは?
繰り返しになりますが、ビタミンCを取っていれば予防になるわけではありません。
特に風邪対策のために積極的に摂取したい食材をご紹介します。
緑茶
先に述べた通り、緑茶に含まれるカテキンには高い殺菌作用があり、細菌やウイルスを退治して免疫力を高めてくれる効果があります。
カテキンほか、フラボノイドという成分には細胞を活性化させ、免疫力を高めてくれる作用が。風邪予防にはうってつけの食材ですね。
緑茶が苦手と言う方はうがいで利用してみてください。
りんご
「1日1個のりんごは医者いらず」とは昔から言われていますが、現代医学でもこれは実証されているようです。
リンゴポリフェノールは、免疫細胞を活性化させ、免疫力を高めます。
特に皮に栄養価が高いので、よく洗い、皮ごといただくようにしましょう。
ヨーグルト
こちらもすでに述べてますが、体にある免疫細胞の多くは腸内に存在しているため腸内環境を整えることが先決。
ヨーグルトの乳酸菌は体内にとどまる時間が短いので、効果を持続するには毎日摂取することが大事です。
ヨーグルトの種類は自分にあったものでOK。
毎日食べられない!という方は乳酸菌のタブレットや、整腸剤などでとっても問題ありません。
味噌
味噌には体内の酸化の防止や殺菌効果、消化を助ける整腸効果があります。
さらに身体を温める効果のある大根などの根菜を味噌汁に入れれば、風邪予防に最適な一品になりますね。
身体を温める味噌汁の具としてはねぎもおススメです。
まとめ
自身、最近は滅多に風邪をひかなくなりました。
風邪の流行る季節もとくにマスクもしませんし、うがいの習慣もありません。
インフルエンザのワクチンは打ったことありませんが、ここ20年以上感染していません。
人より丈夫と言ってしまえばそれまでですが、昔はよく風邪をひいていました。
ここ最近何が変わったのかというと、ヨーグルトは1年中毎日食べ、緑茶も常飲するようになりました。
なにより、就寝時間、起床時間はほとんど決まってきました。
運動はあまりしませんが、よく歩きます。
風邪予防となると何か特別なことをしなくてはいけないように思いますが、意外と小さな生活習慣の見直しだったりするのかと個人的に思っています。
ぜひできることから試してください。
気づくと「最近風邪ひかない」身体になっていますよ。
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