「ゴースト血管」という言葉、聞いたことがありますか?
最近は健康番組なんかでも取り上げられているので、一度は耳にしたことがあるかもしれません。
血液の流れを見る機械で指先を見たとき、血管が薄かったり、血流が見えないことを、専門家の間でこう呼んでいるそうです。
毛細血管が機能低下すると、栄養素などが身体に行きとどかなくなります。
心臓から遠い手先・足先がまっさきに血流が悪くなり、冷え・むくみを引き起こします。
さらには動脈硬化を招くリスクも高くなると言われています。
このゴースト血管、どうやら高齢者のみの現象ではないようです。
若いのに冷えがひどくて冬がつらいという方、秋の今から対策をしていけばこの冬、あのつらい冷えから解放されるかもしれませんよ。
爪を5秒押して、白くなったところが2秒以内に戻らない方は要注意です!
毛細血管は増やせる!
今からうつべき4つの対策
毛細血管を増やす方法は以下の4つです。
- 耳・爪をもむ
- ぬるめの入浴
- 毛細血管を増やす食べ物を摂取する
- 軽度の運動・ストレッチをする
毛細血管増対策1・耳・爪をもむ
耳は寒くなると冷たくなりますよね。耳あてするだけでも寒さが軽減するのもそのためです。ここももみほぐし、血流をよくしましょう。顔のリフトアップにもなるそうなので、丁寧にやりましょう。
大体方耳1分が目安です。
耳の外側を少しひっぱる感じで、上から耳たぶの方にむかい、もみほぐしていきます。
一通り終わったら、上下をギュッとつまみます。
そして爪もみ。
爪を挟むかたちで爪の両側をもみます。1本1本全部です。
足も同様に。
爪の血行不良は、爪の生成にも影響がでます。
爪に横線が入っている方は特に要注意です。
毛細血管増対策2・入浴はぬるめにゆったり
これは先日の記事、冷え即席解消でも書きましたが、ぬるめのお風呂にゆっくりつかる効果は2点。
・血行が良くなる。
・自律神経が整う
これにより、結果毛細血管が増えると言われています。
40℃くらいのお湯に肩までなら10分。半身浴なら20分くらいを目安にゆっくり入りましょう。
毛細血管増対策3・毛細血管を増やす食べ物を摂取
シナモン(桂皮)に毛細血管を増やす作用があると言われています。
漢方でも使用されていますよね。
シナモンを1日0・6gほど毎日摂取したところ、1週間でゴースト血管が改善された例もあります。
ただ、とり過ぎはよくないのでご注意を。
好き嫌いもありますし、なかなか常用するのは難しい場合は、ルイボスティーなども効果的です。
また、のどあめなどによく入っているカリン、沖縄そばにもふくまれている黒コショウ(ヒバーチ)、ギャバ、ニッキなどが効くそうです。
上手く適度に取り入れてみてはどうでしょうか。
毛細血管増対策4・運動する、血管を伸ばす
1.立ったまま、前屈。固いひとは無理せず、できるところまで曲げましょう。息はとめないように。
2.その場でスキップ 大きく腕を振り、腿を胸に引き寄せるつもりで行います。
3.立ったまま、かかとを上げ下げ
4.仰向けになり、手足を上へあげてバタバタさせる。
難しい場合はともかく歩く。エレベータを使わず階段を使うなどの心がけを。
足の筋肉をちゃんと鍛えることが重要です。
これはNG!
毛細血管を減らす原因を知る
せっかく毛細血管を増やす方法を試しても、一方で減らす原因となるようなことをしていては意味がありません。まずは心当たりがないかチェックしてみましょう。
冷たいものばかりを飲む・食べる
体内を冷やすと血流は悪くなります。
なるべく温かいもの、身体を温めるものを選びましょう。
締め付けた服を着ない
下着・洋服の締め付けは血流を悪くします。
スキニーなどのパンツもよくありません。
また、女性の方はヒールなどを長時間履きっぱなしにすると、足の血行が悪くなります。
寝不足
寝ることにより、成長ホルモンがでます。
ちゃんと毎日決まった時間に寝て、朝はしっかり朝日を浴びるようにしましょう。
塩分・糖分を控える
血管や毛細血管の大敵は特に「高血圧」と「高血糖」です。
他病気も招く原因となるので、注意しましょう。
毛細血管が増えるといいこといっぱい
以上、冬の冷え対策のためには今からやれることをやっていきましょう。
毛細血管を増やすことは冷え改善だけでなく、老化防止や若返り・認知症予防などうれしいことがいっぱい。反対に血行不良により様々な疾患が出てくるケースもあります。
毛細血管、侮れないですよ。
女性はスカートの場合、パンツより冷えます。
オフィスでもひざかけをする、業務時間はヒールでなく楽な靴に履きかえる、座りっぱなしにならないよう、適度に席を立つなどの細かいところを注意しましょう。
少しの心がけでかなり変わってくると思います。
いまから少しずつ、ゴースト血管を生き返らせていきましょう!