縁起物を求めて年明けは会津若松へ

1年の始りは縁起物から
そうだ、会津に行こう

新年、いろいろ縁起物を求める方も多いと思います。

起き上がり小法師(おきあがりこぼうし)をご存知でしょうか。別名起姫(おきひめ)とも言います。

転がしても転がしても起き上がる、ちょっと健気(?)に見える会津地方の郷土玩具です。

七転八起といって「転んでも転んでも起上る」ということから、健康忍耐を表し、いつも元気で働けるように願う人たちから縁起物として扱われてきました。

「初音」「起き上がり小法師」「風車」は、会津三縁起として昔から正月に神棚に飾り、一家の繁栄と家族みんなの健康・安全を祈るものとして受け継がれてきました。

そんな縁起物を買うのは会津十日市(初市)がおすすめです。

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会津若松に伝わる会津三縁起

福島県、会津若松は歴史と文化の町と言っても過言ではありません。

鶴ヶ城近辺は昔ながらの城下町の風景がまだ残り、その歴史を今なお色濃く映し出した町です。

伝統工芸も多く、福島県の伝統工芸のほとんどはこの会津若松で作られてきました。

そんな会津に伝わる「会津三縁起」をご紹介していきましょう。

初音(はつね)

出展:福島県HP

正月元旦、暁に市中を吹き鳴らし、春を告げると共に自らの幸福を招くものとされています。
ウグイスの声にそっくりな音で、子供たちが元旦の朝買ってもらい、正月の三ヶ日神棚に飾った後にオモチャにして遊ぶものでした。

かつては正月元旦のまだ明け切らない暁の中を初音売りが売り歩いたといいます。初音売りの「ハーツネ、ハツネ」の呼び声は、会津の正月風景のひとつとして長く人々に愛されてきたといいます。

風車

出展:福島県HP

え?縁起物?と思われる方も多いかもしれませんね。

風車は、新年に神棚に飾る縁起物で、竹や赤や青、緑の色紙で作る風車の中心には黒豆が据えられ、新年も「まめまめしく、くるくると働けますように」との願いが込められているそうです。
数百年前、当時の藩主蒲生公が無益の藩士に作らせ、正月に売出したのが始めと伝えられています。

これも職人が一点一点丁寧に作っているものです。

自分好みの一点を探してみるのも楽しいですね。

起き上がり小法師

出展:福島県HP

赤ベコに次ぐ、人気の福島の伝統玩具です。縁起の良い会津最古の民芸品とも言われています。

初市では大小様々な小法師が出回ります。
これをひっくり返しては起き上がり方を見て、自分が「これ」と思ったものを買うのが通例です。

是非家族で行って、ひとりひとり自分に合う小法師を選んでください。
初市では、家族や身上(財産)が増えるよう家族の人数より、一個多く買求めるのが通例です。

小法師は職人さんによって顔が全く違います。好みの顔の小法師をぜひ見つけてくださいね。

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1/10十日市

十日市は400年以上続く会津地域最大の初市と言われています。

毎年1月10日に行われ、上記の縁起物や日用品など約400店舗が出店します。

けっこう雪になるときが多いそうなので、防寒対策は万全に!

毎年15万人以上が訪れる新年の風物詩となっているそうです。

開催期間:毎年1月10日
開催時間 :9:00~21:00
会場名:市中心市街地(神明通り 市役所通り 中央通り 大町通り)
住所 :福島県会津若松市栄町、他
電話: 0242-37-2789 (十日市実行委員会(事務局:会津若松市商店街連合会))
アクセス :JR磐越西線会津若松駅より徒歩15分

会津の美味しいもの

個人的に、会津はなんでも美味しいと思っています。

そば、農産物、お米、酒などどれをとっても間違いないです。

食に関しては会津では旬のものを食べてもらいたいという取り組みを行っています。

この初市の時期、会津若松市内の飲食店、宿泊施設や直売所などで、旬の会津産食材を使ったメニューを味わい、購入もできる「あいづ食の陣」。冬のテーマ食材は「会津地鶏」

ちょうどこの初市の時期に開催されているので、ぜひ会津地鶏を堪能してください。

また、以前ご紹介したあいづの郷土料理、「こづゆ」もぜひ!

> 会津まつりでは食も楽しむ 会津若松グルメ

会津までの行き方

電車の場合

東京駅→(東北新幹線/90分)→郡山駅乗換(磐越西線/60分)→会津若松駅下車

高速バス

バスタ新宿(新宿)→猪苗代駅→会津アピオ→若松駅前

車の場合

東北自動車道→郡山JCT→磐越自動車道/会津・新潟方面→会津若松IC下車

冬の会津若松。
風情あふれる街と歴史に触れながら、家族の幸福を呼び込むための縁起物を求めてください。

来年一年がご多幸の一年となりますように。

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