目次
自由研究の成果はまとめ方で決まる!
ポイントは「つめこみすぎない」
いざ自由研究のネタが見つかり、色々調べたり、作ったり、実験したり、、。
蓋をあけてみると膨大な情報量になっていて、何をどうまとめていいのか途方にくれることも、、。
あなたのお子さんはちゃんと情報整理できますか?
自由研究はいくらがんばっても結局まとめ方(レポート)で評価されます。
これもやりました、あれもやってみましたとずらずらとやったことを並べただけにならないよう、まとめ方のコツをご紹介します。
まとめ方をあらかじめ念頭においておけば、自由研究も無駄がなくなります。
ぜひ一読し、来るお子さんの夏休みに備えてくださいね。
レポートの構成(組み立て)を決める
レポートの構成をあらかじめ決めておけば、切り口(スタート)と結果・着地(ゴール)が決まるので、あれもこれもと調べたり片っ端から実験しなくてすみます。
スタートとゴールを事前にしっかり決めておきましょう。
自由研究の課題が決まったらスタートを決める
なぜこの課題にしたのかを書きとめておきましょう。
もちろん、メモ程度でOKです。
「お母さんとここに行ったとき、こんなところが面白いと思ったので。」
「○○について不思議と思ったので」
など、自由研究に取り組んだきっかけを常に思いだせるようにしておきましょう。
ここが曖昧になると、だんだんテーマがずれていったり、ゴールがみえなくなってきてしまいます。
ゴールを決める
きっかけに対するゴールです。
最初、「こんなことが面白いと思ったけれど、調べるとそんなことか、と思った。なぜなら意外とこんなことが分かってその方が面白く感じたから。」など。
調べたりしていくうちに、最初の入り口で取り扱っていたことと、最後着地したときに扱っていたことが別々のことになってしまっていたということになりかねません。
そうなると、いくらがんばってレポートにしても読み手からは「?」となってしまいます。
食レポのブログ記事を書こうとある料亭に行ったら、そこに飾ってあった見事な皿に興味がいき、
いつの間にか陶器の歴史についてつらつらと述べている記事になってしまったという感じです。
テーマを絶対ぶれさせないこと。
これはまとめるうえで大切ですので、しっかり頭にいれておいてくださいね。
レポート(まとめ)に必要なこと
1.調べよう・実験しようとしたきっかけ
テレビで見たから・お母さんとイベントに参加しておもしろそうと思ったから。
準備したもの
実験や工作なら実際つかった道具や材料など。
調べものなら本やインターネット・参加したイベント名など
2.調べたこと・実験したこと
漠然と「宇宙について調べた」でなく、「惑星と恒星の違いと動き方について調べた」など、具体的に。
3.実験「方法・調査方法
実験や工作ならその手順をちゃんと書きとめておく
調べものなら本やネットなどで、どんなことから調べていったか。
4.結果
実験結果や工作の完成状況。
調べものならこういう手順で調べていったら、結局こうだった。という感想を中心に。
先に書いたように、こういうことが面白いと感じて調べていったら、あまりおおきなことは分からなかった。
ただ、意外とこんなことが関係していることが分かって、そっちが面白く感じた。など。
5.参考にしたもの
書籍にしろ、ネット上の情報にしろ、使った資料はすべて記載するのがルールです。
(一応すべてに著作権があります)
次につなげるものがあれば、そんなことを書いてもいいですね。
来年は○○についてもっと知りたいと思いました。とか
次はこんなのを使って実験してみたいと思いました。など。
自由研究が失敗に終わったときはどうする?
実験や植物の成長観察など、どうしても望んだ結果にならないことがあります。
「やり直す時間がない!」と焦る必要はありません。
しっかり取り組んだことには変わりないのですから、
失敗したことを含め、しっかりまとめましょう。
そして、考えられる原因をちゃんと結末に入れましょう。
もちろん、原因をつきとめ、実験などもう一度やり直せる時間があるのならその1回目の失敗レポートふくめ2回目の挑戦の結果をまとめましょう。
自由研究は「何を」やって「何が理解できたのか」が重要です。
失敗したか、成功したかが問題ではありません。
失敗したときのポイントは「偽造」せずにそのままをきちんとレポートにまとめることです。
見た目をワンランクアップさせるコツ
タイトルの付け方を工夫する
「○○の実験結果」や「××の観察」といった内容を単刀直入なタイトルより
「○○で××ができるかやってみた」「ひまわり色のハンカチの作り方」など、ちょっとひとひねりしてみましょう。
写真・イラストの使い方
文章だけではなかなか伝えきれないものがあります。
お母さんのスマホを貸してあげたり、デジカメの使い方を教えたりして、なんとか写真などをうまく活用するようにしたいですね。
レポートの見栄えも各段に変わります。
写真が不足する場合はイラストなどで補いましょう。
アルバムなどを活用する
レイアウトなど、どうしていいか分からない場合は市販のアルバムなどを上手く活用してみては。
ちょっと楽しいアルバム作る感覚でレポートをまとめてみましょう。
まとめ
お子さんががんばって自由研究に取り組んでも、意外とまとめ方までうまくできないものです。
お母さんがしっかりそこはサポートしてあげましょう。
お子さんにとっても有意義な夏休みとなりますように!
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