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新米なら美味しく食べたい!
ボソボソの解決ポイントとは?
新米の季節となりました。
この時期を楽しみにしている方もいらっしゃると思いますが、
懸念している方も多いと聞きます。
その理由は「新米の炊き方」。
実はそんなに難しいことはありません。
ただ、普段のお米と少し気を使うポイントがあるのも確かです。
せっかくなら土鍋を使って、今年は美味しいご飯を堪能してみませんか。
新米の時期と保存法
そもそも新米とはその季節からのお米をいうのでしょうか。
ちょっと前までは米穀年度で11月から始まり翌年10月で1年間とされていました。
ただ、最近では品種改良も進み、夏の終わりから出荷もされるようです。
その年に収穫したお米と「新米」と定義されていましたが、JAS法において「収穫された年の年末までに精白し、梱包をした玄米や精米だけが新米の表示ができる」と定められたため、店頭には10月~12月いっぱいまで「新米」として売られます。
新米だからといって味が保証されているわけではありません。
米が割れていたりしないか、そこはちゃんと見極めてください。
精製してから日にちがあまりたっていないほうが味が良いとされいますので、新米という表示に騙されないようにしてくださいね。
新米をおいしい状態で食べるなら、20日程で食べ終わるのが理想とされています。
家族の人数や消費量を計算し、一回で購入する量を考えます。
購入後はなるべく涼しい場所。冷蔵庫の野菜室などに密閉容器に入れて保存するほうが美味しさが保てます。
土鍋で炊く新米の炊き方
土鍋でご飯を炊くのって難しそう、と思っている方は多いかもしれません。
たしかに炊飯器のようにスイッチ「ピッ」であとはお任せ、とはいきませんね。
でも実際やってみると驚くほど早く、簡単にできます。
家族構成にもよりますが、夫婦二人とかなら土鍋のほうが早く、美味しく炊けます。
特に新米は温度の上がり方から、土鍋のほうがより旨み成分を引き出せるといいます。
土鍋の選び方
一回に炊く量によりますが、2~3合なら6号~7号サイズ。
最近では炊飯用土鍋(内蓋がついていたり、吹きこぼれしにくいような仕様になっているもの)も多く出回ってしますので、チェックしてみてください。
ちなみに、目安としては1合は大盛り2杯(1杯200g)、あるいは中盛り2杯強(1杯150g)、米1キロは約6.7合で、炊飯すると、お茶碗約16杯分(1杯150g)のごはんとされています。
少量で炊けるのが土鍋の良さ。
生活スタイルによって選んでくださいね。
> 土鍋の選び方や手入れ法 焦げや臭いの取り方
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土鍋でご飯を炊く
【米を研ぐ】
いつものやり方で、と言わずちょっと研ぎ方を見直してみましょう。
(絶対にぐるぐるかきまわさない)
2.もう一度水を入れ、2~3回かきまわして水を捨てる。
何度も繰り返す必要はありません。
水も白く濁っていても問題ありません。
3.米が隠れるくらいの水で30分ほど水に浸す。
【米を炊く】
1.ボウルから米をざるにあげ、水切りをする。(ここは省かない)
2.米を土鍋にうつし、浸す前のお米と同じ量から1割増し程度の水を入れる。
米2合は約300g。なので300~330g程度。
3.土鍋の蓋をし、タイマーを15分に設定し、強火にかける。
4.沸騰してきたら弱火にする。
5.水が沸々とわく音がしなくなり、蓋の穴から蒸気がでなくなってきたら火を止める。
6.10~15分蒸らす。
7.十分蒸らしたら、蓋をあけ、しゃもじで軽く混ぜ、水分を飛ばす。
私はあまり時間をきっちり計って炊きませんが、失敗したことはこれまでにありません。
(少々焦げが多くできてしまったことはありますが、、、)
ふっくらご飯、土鍋でぜひトライしてみてください。
新米を炊くときに失敗しないためのコツ
古米も基本同じですが、失敗しないためのポイントをあげておきます。
水加減
ご飯の炊きあがりは水で決まるとも言われています。
浸水時間・水加減をしっかりおさえてください。
「新米は水を減らす」は古い常識。
新米は水分を多く含んでいるため、水を1割程度減らすという考えは今は必要ないそうです。
せめて2~3%程度の調整にとどめておきましょう。
研ぎ方
米を洗い過ぎる傾向にあるそうです。
さっと「洗う」感覚がちょうどよいそうです。
濁りが取れなくてもまったく味に影響はありません。
水質
米を美味しくたくために、ミネラルウォーターを使用するかたも多いそうですが、硬水だと、かたくボソボソ感が出てしまいます。
ミネラルウォーターなら軟水がおススメ。
日本の水道水はほとんどが軟水なので、炊飯に適しています。
普段の米の炊き方をちょっと見直すだけで格別に違ってきます。
新米は特に期間限定のご馳走です。
上手に炊いて味わいつくしたいですね。
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