手のひらの上からツアーまで苔の世界 初心者のための育て方

数年前から苔玉がちょっとしたブームになっていますが、その苔の魅力にとりつかれたコケラーは年々増加しているようです。
最近では苔玉だけでなく、自分ならでは苔の宇宙を作る、「苔のテラリウム」に人気がでています。

苔のテラリウムとは好きなビンの中に苔やちょっとした植物を入れ、観賞用に苔のミニチュア庭園を造ったものです。

そもそもなぜこんなに苔が注目されてきたのでしょうか。

理由の一つは奥深い艶やかな緑を一年中楽しめるからです。水を得れば、さらにみずみずしく色艶を増し、私たちの目を楽しませてくれます。

そして、他の植物と相性がいいため、独特の世界が出来上がります。
それは手のひらの上の苔玉から壮大な自然界まで、無限大です。

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苔の楽しみ方・始め方

ちょっと興味あるけど、一言で苔といっても何から始めたらいいのかわかりませんよね。
それなら手入れが簡単な苔玉から始めてみませんか。

ただ、いきなり苔を買ってきても、なかなか初心者には難しいものがあります。
苔をただ泥だんごのように握っても丸くはなってくれませんよ。
(私はそうやるものと思い込んでいましたが、、、。)

最近ではキットが売られています。
ネットでも購入できたりするので、チェックしてみてください。

あとは苔玉に植える苗木を購入します。その苗木の土はよく落としておきましょう。

あとはキットにある説明書に従って作るだけ。お気に入りの皿の上に飾りましょう。
苔は直射日光には当てない方がいいです。部屋の中で置き場は十分に考慮し、水を絶やさないようにします。

春から夏は基本的に毎日。秋から冬は2~3日おきくらいが水やりの目安だそうです。
水の調整だけ気をつければ、苔玉は基本的に手間はかからないと言われています。

さらに上級者になると 苔の宇宙をつくる

苔のテラリウムはいわば、お寺の庭園などのミニチュアを作るようなもの。
ちょっとハードルが高くなります。

また、ビンなどの中に入れるのでカビなどの対策も必要となってきます。

ここでは作り方は紹介しませんが、専用サイトがあるのでチェックしてみてください。

>苔のテラリウムの作り方

ここまでできたら、もう立派なコケラーですね!

苔はじめじめとしたうす暗いところに生息しているイメージがありますが、室内で苔を楽しむ場合は8~10時間程度明るい場所が理想だそうです。人工照明(LED、蛍光灯)でも育てられるとのこと。

ただし直射日光はNGです。

水やりは2~3週間に一度くらい。
苔は葉から水分を吸収するので、霧吹きなどで、葉にかけるようにしましょう。

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さらに苔を求めてツアーに参加

最近ではこの苔ブームにのり、苔ツアーたるものが数多く旅行企画であるそうです。
美しい苔が生息しているところに行くというものです。

場所は概ね「苔の森」と呼ばれている長野県北八ヶ岳の白駒池

また、日本でも特に数多くの苔が生息しているのが屋久島です。歩きながら様々な苔がみられ、その緑の美しさは格別です(これは私も体験済。雨上がりが特におススメですよ)

なんでも、日本に生息している苔の約半数以上が屋久島に生息しているとか。
本当に見ものです。

また、東北の渓流で名高い奥入瀬もコケラーの間では人気だそうです。

苔ツアーのほとんどは北八ヶ岳です。

行くのであれば、ぜひルーペやできればカメラのレンズはマクロレンズをつけてください。

苔の表情は本当に美しく、魅了されていく人が増えて行く訳がきっと分かるはずです。

苔ツアーはアウトドアメーカーのモンベルなどでも企画しています。

雨の多い梅雨から夏がおススメの時期です。
きっと色鮮やかな苔の表情が見られますよ!

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