来年がっかりしない 浴衣の手入れとしまい方

今年は何回くらい浴衣を着ますか?
浴衣はシーズンが決まっています。着られる時期についてはこちらでも記載しました。

>浴衣を試したいけど選び方がわからない

限られた期間で思い切り楽しみたいですよね。

ただ、1回でも袖を通したら、手入れはしっかりしましょう。
それを怠ると、来年いざ着ようとしたときに変色していたり、シミが出たりして、せっかく悩んで悩んで選んだ浴衣が台無し

浴衣や着物は、洋服感覚で毎年買い替えるものではありません。
しっかり手入れして、毎年またきれいに着ましょう。

シーズン中 まだ今年着る予定がある場合

着るたびに洗う必要はありません。
背中や脇。おなかの部分など汗をかいた部分に霧吹きをかけ、つるしておきましょう。
外に干すと、直射日光に当たる可能性があるため、できれば室内か軒下で陰干ししてください。

その他腰ひもは都度洗ってください。

伊達締めは素材によりますが、洗える素材であれば都度洗い、絹の場合は十分水分がなくなるまで干します。

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シーズン終わり 来年までもう着ない場合

浴衣は今年着ない、クリーニング屋へ「よろしく」。と簡単にしないでください。

基本は「汗ぬき」。
クリーニング屋であっさり出すと、ドライクリーニングで仕上げられます。

汗は水溶性なので、アルコールを使用したドライクリーニングでは落ちません。

クリーニング屋へ出す場合は「汗抜き」をするようにしっかり伝えてくださいね。

さて、浴衣の素材にもよりますが、浴衣は基本「綿」です。
家で十分洗えます。

ただし、その洗い方は洗濯機へポンとはいきません。

家で手洗いするのが、浴衣のダメージを最低限に抑えます。
ここは、浴衣を長持ちさせるためにも自分で洗ってみませんか?

浴衣の洗い方

必ず他の衣類と一緒に洗わずに、単洗いしましょう。色移りします。
お湯だと色落ちしやすいので水を使用しましょう。

1.バケツなどに水をいれ、そこに少量の漂白剤の入っていない中性洗剤を溶かし、袖畳みした浴衣を20~30分つけます。

2.その後押し洗いします。襟や袖口などはモミ洗いします。(あまり強くもまないこと)

3.水を変えながら2~3回すすぎ洗いあらいします。

4.畳んだまま、洗濯ネットに入れ、1分ほど洗濯機で脱水します。(バスタオルなどでくるむとさらに◎)

5.十分しわをのばしながら干します。直射日光には当てないように。

6.乾いたらアイロンかけておきましょう。大きいのでタイヘンですが、当て布をしながら少しずつずらしながらかけます。

7.本畳みして、できればたとう紙(着物をたたんでしまうための包み紙)につつんでしわにならないように来年までしまっておきましょう。

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浴衣以外の手入れ

浴衣同様、ちゃんと手入れしてしまわないと、来年使おうと思ったときにはシミができていたり、臭いが発生していたりと大惨事になります。
面倒がらずにしっかりお手入れしておきましょう。

化繊や麻であれば洗えます。
絹の場合は専門店に出しましょう。少し高くつきますが、浴衣は汗をかくので、汗抜きをしておかないと変色してしまいます。

まだ今年着るという場合はハンガーにかけて、水分をとぶまで干しておきます。
これも直射日光はさけましょう。

下駄

水で湿らせた布を固く絞り、鼻緒・下駄の上部を拭き、十分乾かします。
このとき、壁などにたてかけて干すようにします。

ひとつ注意は浴衣は綿なので、基本洗えますが、織り方などでかなり縮みやすいです。
また、絞り染めなどは凹凸がなくなってしまうのであまりアイロンはかけないほうがよさそうです。
干すときになるべくしわにならないようにしましょう。

きちんと手入れして、長ーく着たいですね。
毎年同じ浴衣なんて、飽きるという方は帯を変えたり、結び方をアレンジしたりするとかなり見え方が変わります。

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