2017年唐津くんちの日程は?どこが見どころ?
唐津くんち、有名ですね。
「くんち」とは北九州の秋祭りのことをそう呼びます。地元では「おくんち」と呼ばれることもあります。
「供日」とも書き、秋の収穫の感謝の意がこめられています。
日本三大くんちとは、「長崎くんち」「唐津くんち」「博多くんち」となっています。
今年の佐賀の唐津くんちの日程は
2017年11月2日~4日
宵山(よいやま)
11/2 19:30~22:00
各町内~大手口~市内一巡~唐津神社前整列
お旅所神幸(おたびしょしんこう)
11/3 09:30~16:30
唐津神社前~市内巡行~西の浜(お旅所)~市内巡行~各町
町廻り(翌日祭)
11/4 10:00~17:30
各町内~唐津神社前~市内巡行~唐津駅前~市内巡行~曳山展示場
唐津くんちの見どころはなんといっても唐津くんちの曳山(やま)。
スケジュールを追ってその内容を追っていきましょう。
目次
11月2日 19:30~22:00 宵山
曳山は和紙を幾重にも貼り、漆でコーティングし、さらにその上に絵付けしたものです。
一騎を仕上げるのにかなり2年から3年を要するようで、工芸的な価値も高いそうです。
14基の曳山があり、「唐津くんちの曳山行事」として国指定重要無形文化財となっています。
大きいもので高さ7mにもなる曳山が町中を練り歩く様は圧巻!
2日の夜の宵山にはこれらの曳山に灯りがはいり、行列による宵山が行われます。
町中が幻想的な世界に変わります。
11月3日 09:30~16:30 お旅所神幸
唐津くんちの最大の見どころとして、県内外から大勢の見物客が訪れます。
神前にて獅子の獅子舞を奉納。この舞は、口元をカブカブ動かすところからカブカブ獅子とも呼ばれています。
その後、曳山の巡業がはじまります。この曳山は制作順に並んでおり、一番最初の曳山は今から約200年前に制作されたものとか。貴重なものなんですね。これらは佐賀県の重要有形民俗文化財にもなっています。
唐津くんちではこの曳山のお旅所への曳き込み、曳き出しが最大の見せ場です。
11月4日 10:00~17:30 町廻り
「エンヤ、エンヤ」の掛声とともに、フィナーレへ。
神輿はでませんが、旧城下の東西約8キロをまわります。
各町ごとに揃いの鉢巻き、江戸腹の曳子たちが、囃子方の奏でる緩急自在の典雅なリズムに合わせて曳き回ります。
観光客ふくめ、盛り上がりはピークに達します。
観るには注意店も
曳山の曳き回りでは、接触による事故も度々起こっているそうです。
スマホでの撮影に夢中になって近づきすぎると、思わぬ事故になります。
特にお子さんと一緒に観る場合は、十分すぎるほどの注意を。
ちなみに曳山の重さは2tとも3tとも言われています。
子供が引かれたらどうなるか、想像したくないですが、キケンなのはおわかりいただけますよね。
撮影は二の次に!
唐津くんちへのアクセス
電車:JR唐津駅より徒歩10分(唐津神社まで)
車: 唐津伊万里道路(西九州道)唐津ICから国道202号経由約6km約15分
駐車場:
駐車場 | 収容台数 | 唐津神社まで |
東城内駐車場(有料) | 170台 | 徒歩15分 |
旧高取邸駐車場(有料) | 90台 | 徒歩5分 |
南城内駐車場(有料) | 80台 | 徒歩2分 |
浄水センターグランド駐車場(臨時) | 120台 | 徒徒歩20分 |
材木町駐車場(有料) | 90台 | 徒歩10分 |
ふるさと館アルピノ(有料) | 130台 | 徒歩10分 |
松浦河畔公園駐車場(臨時)) | 1,430台 | – |
唐津くんち案内所
■唐津駅総合観光案内所(常設)
TEL: 0955-72-4963
2日 9:00~22:00
3日 9:00~20:00
4日 9:00~18:00
1980年、国の重要無形民俗文化財に指定された唐津くんち。
造形の美と歴史を継承する人々による唐津くんちは、今や海外でも人気が出て、毎年多くの外国人も訪れます。
期間中の人出は50万人とも言われています。
面白いのは、唐津の各家庭ではこの唐津くんちのときに誰が来てももてなせるように「くんち料理」と呼ばれる、豪華が料理を多人数分用意するようです。中には100人分、200人分も作るご家庭もあるとか。
これはなかなか目にすることは難しいかもしれませんけど、一度ご相伴にあずかりたいですね。
11月の秋を気配を感じるこの時期、熱い祭りを楽しみましょう。
子供から大人まで楽しめるお祭りです。