まな板の特徴と洗い方【木・プラスチック・ゴム】

今、どんなまな板を使っていますか?
まな板ってなかなか買い替えるタイミングがわかりませんよね。

放っておいたり、洗い方が雑だと食中毒の原因になったり。
漂白剤のCMではありませんが、黒ずみには雑菌がびっしりですよ。

そろそろ限界と思ったら思い切って買い替えましょう。

ではどんなまな板にする?
木製・プラスチック製・ゴム製と様々ありますが、それぞれ一長一短。特徴と洗い方をご紹介しますので自身に合った素材のまな板を選んでくださいね。

まな板ひとつで料理のモチベーションがグッと変わるはずですよ。

ちなみに私は薄いプラスチック製のカッティングボードと木製まな板を併用しています。

スポンサーリンク
 

【プラスチック製 まな板】

現代社会において定番ではないでしょうか。
デザインやカラーも様々で、選びがいがありますよね。

プラスチック製まな板の特徴

■メリット

  • デザインが豊富
  • 扱いやすい
  • 比較的低価格

■デメリット

  • 包丁の刃こぼれがしやすい
  • まな板自体滑りやすい
  • 刃あたりが悪い
  • 傷がつきやすい

一般的なプラスチック製まな板は、その厚さや固さにもよりますが、結構包丁の刃こぼれがしやすく、まな板のメンテナンスより、包丁のメンテナンスの必要性がでてくるのがデメリットです。
また、そりやすいので、刃当たりが悪くなり、ネギなどうまく切れないということもよくあることです。

ただ、漂白剤などで手軽に殺菌できるので、肉や魚などを切るのには安心かもしれません。

【ゴム製 まな板】

あまり馴染みがないかもしれませんが、いわゆるプラスチックのまな板の欠点をカバーしたものと言えそうです。プラスチック製より高いですが、わりと使い勝手はいいようです。

ゴム製まな板の特徴

■メリット

  • 衛生的
  • 傷がつきにくい
  • 手入れが楽
  • 刃当たりがよい
  • 食洗機もOK

■デメリット

  • 重い
  • 水はけが悪い
  • まな板自体滑りやすい
  • 高価格

抗菌仕様になっているので、衛生的ではあるようです。中には半永久的に続く抗菌効果があるとうたったメーカーもあるほど。
また、熱にも強く、刃こぼれもしにくいので、プラスチックのデメリット部分が気になる方にはおススメです。

【木製 まな板】

「おばあちゃんの家にあった。」、と古い家にあるもの思い込んでいる方、今けっこう見直されているのがこの木製まな板なんですよ。
何といっても刃当たりの良さ。吸水性もあるので洗った野菜を切るときも水っぽくなりません。
メンテナンスすれば半永久的に使える木製のまな板。木の材質によってもその特徴が異なります。

木製まな板の特徴

■メリット

  • 衛生的
  • 水はけがよい
  • 刃当たりがよい
  • 刃こぼれしにくい
  • 耐久性がよい

■デメリット

  • 重い
  • 少しメンテナンスに手がかかる
  • 高価格

木なんてすぐカビるのでは?
と思っている方も多いかもしれません。

まな板に使われるイチョウや檜には抗菌作用があり、意外と安全に使えます。
具体的な木による特徴もお伝えしておきましょう。

スポンサーリンク

【檜(ひのき)のまな板】

建材や風呂などにも使われるほど、丈夫で水にも強い檜。
昔から高級まな板として重宝されてきました。

今も料理人の間でもよく使われているようです。
檜特有の香りは防虫・防菌効果もあると言われているので、衛生面でも安心して使えます。

刃当たりがいいので、きっと野菜などを切るのが楽しくなるはずです。
比較的安いのもうれしいです。

【イチョウのまな板】

木の特性によって色々な特徴があるのが木製のまな板ですが、イチョウはその点、バランス的にいいかもしれません。

適度な弾力で刃当たりよく、速乾性にも優れています。
着物などの防虫にも使われていたほど、その効果高く、カビにくい特性があります。

また、消臭効果もあるので、食材の臭い移りがしにくいのが最大の特徴です。

【桐のまな板】

何といってもその軽さと弾力性
傷がついても修復力が高く、軽いので扱いが楽です。

抗菌効果も高く、比較的長く使えるまな板です。

檜などは目がつまっているため、少し重いので、洗うとき大変という人もいますが、桐ならそういった負担はありません。

【ヒバのまな板】

ヒバという木をご存知でしょうか。
青森特産の木で「日本三大美林」とも言われ、強く、木目も美しく、香りも高い木です。

そんな高級な木のまな板とは。
なんといっても抗菌効果の高さ。驚くほど黒ずみしません。

実際、私が使っているのはこのヒバのまな板です。

そのほか木のチップなどを風呂場に置いていてもまったくカビが生えてきません。

優れモノです。

香りが高く、もしかすると苦手な方もいらっしゃるかもしれませんが、少し時間がたてば無くなります。
(けずったりすると、また香りがしますが)

少し値段は高いですが、自信をもっておススメできる木製まな板です。

選ぶポイント

キッチンのスペースを考えてサイズはきめましょう。
可能な限り大きいほうが料理する際、ストレスがありません。

ただ、洗うことを考えて重さは考慮したいですね。

あとは上記に述べた素材の特徴をあわせて、ご自身にあったまな板を選んでください。

素材別お手入れ法

さて、素材の特徴をそれぞれお伝えしましたが、どの素材のまな板にするかきまりましたか?

毎日使うものなので、できれば扱いやすいものがいいですよね。
それぞれのお手入れ法をご紹介しますので、それを見て最終判断?してください。

【プラスチック】

使うたびに中性洗剤で洗いましょう。
洗い終わったら布巾で水気を拭きとり、なるべく立てて乾燥させます。

表面が黒ずんできたら、包丁の傷に汚れや菌が入り込んでいます。
キッチン用の漂白剤で、一気にキレイにしましょう。

表面がぼろぼろけばだってきたら、変えどきです。プラスチックのくずが食材に混ざり、健康面からみてもよくありません。

【ゴム製】

熱湯をかけても大丈夫。漂白剤も使えるので、いつも衛星的に使えますね。
日常は中性洗剤で洗うだけでOKです。
食器洗い乾燥機でも利用可能なので、特に気をつけることはなさそうです。

傷が気になったら表面を市販のまな板削り機で削るだけ。
半永久的に使えます。

【木製】
どうしても天然のものゆえ、変色や反りなどが発生します。

普段はなるべく使用前に水を十分に含ませ、使い終わったら粉末のクレンザーでたわしでこすります。木口のところも念入りに。

あとは水で洗い流すのですが、このとき普段の食器洗いのときより長い時間水で流します。
この水洗いが足りないと、どんどん栗ずんでいくことに。
殺菌したい気持ちは分かりますが、漂白剤や直射日光に当てるのはNG。

また、木の特性から反りやすいので、なるべく立てて乾かしましょう。

傷や黒ずみが気になったら削りだしてもらえば、驚くほどキレイになります。

こちらもしっかりメンテナンスすれば半永久的に使えます。

まとめ

どうでしたでしょうか。

まな板ひとつとっても様々な特性があり、選ぶのも楽しくなってきますね。

料理達人目指して、より良い逸品を探してみてください。

きっと出会いはあるはずです。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする