江戸が一気に活気づく! 三社祭の楽しみ方
今年の三社祭は
5月18日(金)・19日(土)・20日(日)
となっています。
基本的には、毎年5月第3金曜・土曜・日曜に開催されます。
今や東京で最も激しい、、いや、熱いお祭りですね。
江戸っ子もそうでない人も、地元の人も観光客も威勢の良い掛け声とともに踊る御神輿に夢中になります。あの興奮と熱気、たまらないですよね。
この三社祭の御神輿は都内では比較的大きく、その創りは群を抜いて美しいと言われています。
御神輿のデザインは宮神輿や各町内会で異なります。
三社祭は、100基ほどの御神輿が出ます。(宮神輿は3基のみ)
三社祭 歴史
三社祭というのは、「浅草寺と浅草神社とどこかのお祭り」と思っている人が多いそうですが、「三社様」とは浅草神社を言います。
浅草寺の隣に立っている小さい神社ですが、歴史は古く、徳川家光が寄贈したと言われています。幸運なことに、戦火や江戸の火事などの災害にもあわず、建物ほぼ昔のままだそうです。東京都の重要文化財に指定されていると聞きました。
浅草寺にお参りした際は、神社にもお立ちよりくださいね。
浅草神社は浅草寺から分離した神社です。
寺と神社とはしっかり分ける法令に従って別れました。
「三社」とは3体の観音様が祀られていることからその名がつきました。地元の人が親しみをこめて「三社さん」と呼ぶのはここからきています。祭の名称もしかりです。
三社祭は昔は隅田川を船御渡する形式でした。本堂から神輿を船着場まで担ぎ、船に乗せ、さらに下流まで漕いで陸にあげ、本堂まで担ぎ帰ったと言います。
1300年代から始まったとされ、1872年の明治5年。今の担いで練り歩くスタイルになりました。
三社祭 日程
【1日目】5月19日
この前日、本社神輿神霊入れの儀(ほんしゃみこしみたまいれのぎ)という、御神輿に御神霊(おみたまをお移しになる儀式がありますが、一般の人は入れません。
この日は、御神輿でなく、大行列や無形文化財にもなっている「びんざさら舞」が行われます。
びんざらさら舞とは、五穀豊穣を願う田楽。木でできた「びんざらさら」というものを使って踊るそうです。近年はこのびんざらさら舞も大行列にも加わっているそうです。
【2日目】5月20日
いよいよ御神輿がでます。
この日は町内会の御神輿のみです。
正午くらいから午後5時くらいまで、町注様々な御神輿が練り歩きます。
一旦神輿が出ると、担ぎ手と観覧者、さらには観光客で町中ごった返します。
なるべく浅草には早めに到着し、御神輿を待つぐらいの心がけでいるといいかもしれません。
また、銀座線の浅草駅は特に混みます。
ひと駅前の田原町などから来ることをお勧めします。
【3日目】5月21日
本丸登場。
宮出しといって、宮神輿3基が本殿をでます。
私は見たことがまだないのですが、この宮出しの厳かさな雰囲気と一気に盛り上がる興奮がたまらないらしく、早朝から場所を確保して御神輿が浅草神社を出ていく瞬間を見に行く人も多いです。
この宮出しからの人の多さは、三社祭ならではかもしれません。
この宮神輿のルートは事前に告知されますので、チェックしながら場所を移動してください。
ポイントは先回りすることです。
御神輿の後を追いかけていっては、ただ人の頭越しに見るだけになります。
先回りし、御神輿が目の前を通る姿を堪能しましょう。
ただ、くれぐれも「安全は確保」してください。
ぼーっとしていると、担ぎ手と関係者に一気に弾き飛ばされます。
あくまでも自己責任で、ご自身の身を守ってくださいね。