喧嘩も珍しくない少々荒っぽいお祭り
一度は行ってみたいけど、そもそも御神輿見ることってそんなに楽しい?
そんなギモンも聞こえてきそうです。
そうですね、これはどのお祭りでもいえることですが、楽しいと思うかどうかは人それそれです。
ただ、東京に住んでいるからには一度は行ってみたいという方に、楽しみ方のコツをお伝えします。
【準備】
先日の「浅草 三社祭(さんじゃまつり)もすぐです」でちょっと述べましたが、御神輿の出る2日目・3日目は相当な人でごった返します。
普段でさえ人の多い浅草。そこのお祭りとなると、もう大変なことになります。
待ち合わせは浅草ではしないようにしましょう。
もし可能なら田原町やつくばエクスプレスなどの利用をおススメめします。
町内神輿はどこへ行っても出くわします。
人の多い駅前は避けてたほうが安心して見れます。
特に人の集中するエリアは以下の円のあたりです。
人が多い方が、盛り上がるのですが、押されたり体当たりされたりと、結構危険なことも多々あります。
(私はよく店の入り口一歩入ったところで立っています。そこはなかなか流れこんでこないので)
また、昨年もそうでしたがこの時期、一気に暑くなります。
コンビニも喫茶店も混むので、事前に水分補給のためのお水は用意しておいたほうがよさそうです。ただ、少々割高になりますが、ビールやジュースは露店でも販売しています。
また、日焼け止めも忘れずに。ちなみに日傘は周りの迷惑になるので、混雑したエリアでは避けましょう。
【宮神輿】
三社祭には3基の宮神輿があります。それぞれ「一之宮」「二之宮」「三之宮」となっていて、ルートは事前にWEBサイトなどで確認できます。
この宮神輿は最終日の3日目のみしか出ません。
宮出しと呼ばれる早朝の儀式から始まり、宮入りと呼ばれる本殿にお戻りになるところまで見所満載です。
ルートマップを手にしたら、あとは引き渡しポイントをチェックして先回りしましょう。それは担ぎ手の引き渡しで、区間ごとに担当が変わります。その際、三本締めが行われ、また新たに御神輿が踊り始めます。ひとつの見せ場となっていますね。
ここで御神輿を見るときの注意です。
御神輿には本殿から御移りいただいた神様が乗っていらっしゃいます。
よく、建物の上階から眺める人がいますが、御神輿を見下ろすということは神様を見下ろすことになります。失礼に値する行為なので、避けましょう。私も子供のころ、下町育ちの母に歩道橋から見ようとして怒られました。。。あまりお祭りになじみのない地域で育った方には、知らない方も多いかと思いますが。
浅草の狭いアーケードなどで見る場合、逃げ場がないところは十分気をつけてください。
神輿は順次担ぎ手が交代しながら進みます、次に入る人、担ぎ終わった人が神輿を囲んで進んでいきます。
みんな神輿しか見えていません。見学者の身を守る余裕などないので、そばで見る場合は十分気をつけてください。写真撮ろうと、スマホ画面に気をとられていると、あっという間に突き倒されたという話はよく聞きます。
宮入
このころ、日も沈みはじめ、境内に提灯の灯がともります。
とても幻想的で美しい光景です。
本堂には一般の人は入れませんが、入る直前、御神輿はさらに最後の盛り上がりをみせます。
時間ある方はぜひ見届けてください。
警官の数に驚くかと思いますが、よくここで喧嘩も起こります。
最後のかつぎ手の争奪戦だったり、やはりお祭りを終わらせたくない人もいることからもめごとが起こります。
ただ、なかなかなんとなく終わるのでなく、「いよいよ終わる」いうこの瞬間が私はとても感慨深く、好きです。
その他の楽しみ
浅草は昼から飲めます!特にお祭りのときは昼から開いているお店も多いので、飲みながら楽しんじゃいましょう。
たかがお祭りと言わず、ちょっとのぞいてみるといろいろな発見があります。
氏子さんたちは本当にこの日にかけているそうです。
男性でしめこみという、いわばふんどし姿になる人は、1か月前からおしりのお手入れなどもするとか、、。(本当でしょうか?)
酔っ払いも多いので要注意ですが、長く伝わる江戸のお祭り、今年は行ってみてはどうでしょうか。