日本三大盆踊り 400年続く岐阜の祭り br>
郡上踊りの魅力と参加ポイント
ご存知の方も多いかと思います。有名ですね。
岐阜・郡上八幡で毎年7-9月の3カ月33夜に渡って開催される盆踊りです。
歴史は400年を超え、1996年重要無形民俗文化財に指定されました。
祭りが続く3カ月間の間、お盆にあたる毎年8月13日から16日までは「徹夜踊り」と呼ばれ、4日間夜8:00から翌朝4-5:00まで徹夜で踊り明かします。
城下町の風情残る、郡上八幡の町中が踊りの舞台となり、生のお囃子と歌に合わせて地元の人、観光客が一緒になって下駄を鳴らしながら踊ります。
一度参加すると翌年も参加したくなる、郡上踊りの魅力と参加する場合のポイントをお伝えします。
郡上踊り ココがポイント
徹夜で町中を踊る、それだけでもなかなかの希少性ある祭りですが、そもそも他の盆踊りと何が違うのか。
【お囃子】
関東の盆踊りは通常、録音された曲がスピーカーで流れ、やぐらの周りをぐるぐる参加者が踊るスタイルですね。
郡上八幡も、徹夜踊り以外のときはそれに近いそうですが、唯一違うのは生演奏・生歌です。
小さな山車車の上に数人のお囃子さんと歌い手さんが乗り、その演奏と歌をスピーカーで流します。
踊りによってはその時の演奏者の気分によってテンポをどんどん速くしてみたりして、踊り手の気分を一掃盛り上げてくれます。
お囃子と踊り手が一体となることによって、祭りがヒートアップしてくるのです。
【踊り下駄】
二歯のヒノキをくりぬいた郡上下駄があります。
広場などでの開催では地面が土だったりするので、音はしませんが、徹夜踊りでは下はアスファルト。下駄の音がお囃子とともに周りに響き渡ります。
その音が何ともいえず、心地よいのです♪
郡上八幡の町にいくつか専門店があります。
安いもので3000円くらいから作れるので、記念にぜひ作ってみてください。
【踊りが変わってる?】
関東の盆踊りと比較すると、かなり踊りが独特です。
派手というか、ちょっと難しさも加わって習得に時間がかかります。
ただ、慣れてくるとその少しハードな踊りがさらに楽しさに拍車をかけます。
これが一度体験するとやみつきになる理由かもしれません。
郡上踊り どうやって参加する?
ズバリ日程に合わせて郡上八幡に行くだけ!です。
毎年、郡上踊りの開催カレンダーが公開されます。それに合わせて現地に向かってください。
参加するのに申請も申し込みも要りません。
浴衣着て(着なくてもいいですが)、下駄はいて(はかなくてももちろんOK)周りにあわせて踊るだけ!
踊りがわからないから躊躇してしまう、という方はYouTubeでチェックしてみてください。現地の観光案内所でレクチャーも受けられます(有料)。
徹夜踊りに参加するときの注意点
【宿】
徹夜踊りに行くなら、まず宿の確保です。もう5月のこの時期から争奪戦になっていますので、早めに。
(私はGW中に抑えました!)
徹夜で踊るのだから宿は不要!というわけにはいきません。都会で夜通し遊ぶのとは勝手が違います。汗も流したくなりますし、雨にみまわれたら24時間営業の店などないので雨宿りできる場所がありません。
宿の場所のポイントは、踊り会場になるべく近くにとりましょう。遠いところだと、宿へ帰る「足」がありません。タクシーはありません。よって交通機関は朝そこそこの時間にならなければ、ないということになります。
また、荷物などコインロッカーはすぐにいっぱいになってしまうので、すぐに宿に置きに行けるというのが理想です。
【浴衣と下駄は必須アイテム】
郡上踊りは絶対浴衣がいいですよ。着付けに不安がある方は、浴衣一式持っていけば地元で着つけてくれます(要予約)
下駄は夜になると混むので日中、早めに作っておきましょう。すいていれば30分以内ですげてくれます。
私が最初に行ったのは4年前。
一度ですっかりとりこになってしまいました。
そんな人も多いらしく、毎年お盆は郡上で、という声もよく耳にします。
水がきれいで、祭りがよく似合う郡上八幡。
これぞ日本の祭りという風情を楽しんでみてください。