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郡上踊りへ行くなら早めの計画を!
浴衣は持ってく?着付けは?踊り下駄は?
毎年8月13日から16日、岐阜県郡上八幡では郡上踊りの徹夜踊りが開催されます。
郡上踊りは三大盆踊りの一つ、7月中旬から9月上旬にかけて33夜行われる盆踊りです。
その歴史は古く、400年以上前からずっと続いていて国の重要無形民俗文化財に指定されています。
徹夜踊りとはその言葉通り、20:00から翌朝4:00、5:00までずーっと夜通し開催されるものです。
話を聞くと一度は行きたくなる、一度行くとまた行きたくなる郡上踊りの魅力と参加するための情報をご紹介。
郡上踊りは誰でも参加できるが計画はお早目に
郡上踊りは、徳島の阿波踊りなどと違って誰でも参加できます。
踊り会場は徹夜踊りの場合、町中。
城下町なので、道は入り組んでいません。
迷うことなくすぐたどりつけます。
会場に着いたら20:00にはスタートするので、流れに入っていくだけです。
人が多いので、ヘタに流れに逆らったり、しない方がいいでしょう。
「踊れない!」と思ってあたふたするのは最初だけ。
周りをみれば観光客も地元の人も保存会も踊っていますので、それを真似ながら踊れば自然と覚えていきます。
大丈夫。
何万人の人が一緒に踊りますが、その大半は観光客です。
もちろん初めての人がほとんど。
(常連さんもそれなりにいると思いますが)
恥ずかしがらずに生のお囃子と歌声にあわせて踊ればいいんです!
郡上踊りは10種類
10種もあるの?と思うかもしれませんが、ある程度何曲かがローテーションになります。
10種のうち1曲は必ず最後にしか演奏されないので、9曲のうちの何曲かが繰り返されます。
郡上踊りは生お囃子の生歌です。
それがまた盛り上がる要因でもあるのですが、たまにお囃子さんが意地悪してどんどんテンポをアップしていきます。
踊り手はついていくのに必死!でもみんな笑顔で楽しく踊ります。
関東などでは録音だからあまりこういった楽しみはないですね。
踊りをあらかじめ覚えたい方
YouTubeにもアップしていますが、現地に早めに入れば事前レクチャーを受けることもできます。
一回に習う曲は2曲ですが、2曲だけでもちゃんと覚えると大分楽しめると思います。
郡上八幡旧庁舎記念館で申し込みできます。
東京の方は本場の郡上踊りが開催される前に先行してその踊りが体験できます。
6月29日(金)と30日(土)の2日間、北青山の秩父宮ラグビー場 駐車場で開催されます。
郡上から保存会の方もいらし、気軽にみんなで踊れるイベントです。
郡上の特産品も販売されるので、ぜひ足を運んでみてくださいね。
宿は早めに
徹夜踊りなので、宿を確保しない方がいるようですが、そこはちゃんと確保したほうがいいです。
郡上八幡は古い街並みを残す城下町。
徹夜踊りは4:00、5:00に終了。
車で来ている方は問題ないですが、公共の交通を利用して帰る方は、始発までの時間つぶしがしんどいかと思います。
お店は徹夜踊り期間中は3:00くらいまではやっていますが、それ以降は閉まります。
その界隈にコンビニなど24時間営業のお店はありません。
夏なので、外でずっといることもできますが、かなりしんどいと思います。
ここはしっかり宿を確保したほうが賢明です。
また、観光案内裏に少数のコインロッカーがありますが、すぐに埋まるので宿がないと、荷物の預け場所に困ります。
宿は徹夜踊り期間、やはり高くなりますが、着替えや汗を流すことを考えたら宿はとっておくべきかと思います。
浴衣の着付けと踊り下駄
服装は決まっていません。
でもできたら浴衣で踊りましょう。
参加者は観光客もふくめて7割は浴衣で踊ります。
私も毎回持って行きます。
踊りの格好は?
着付けに自信ない方は着つけてくれるところがあるので、郡上八幡の観光課などに問い合わせてください。
洋服にしろ、浴衣にしろ、ぜひ踊り下駄は作ってくだ
さい。
ひのきをくり抜いた2歯の下駄です。
徹夜踊りは町中で踊るので、アスファルトに下駄の音がよく響きます。
不思議と見ず知らずの何万人の踊り手の下駄の音がだんだんと揃ってくるんですよね。
手拍子のタイミングや下駄を鳴らすタイミングが揃うと、一気にひとつの空気に包まれます。
鳥肌が立つほどです。
ぜひ味わってくださいね。
下駄屋は町中にいくつかあります。
鼻緒によって価格は異なりますが、3,000~5,000円で作れます。
混雑具合にもよりますが、15~30分ですげてくれます。
鼻緒は好みのものを選べるようになっていますので、こちらもお楽しみのひとつですね。
郡上八幡アクセス
東京から行く場合は新幹線で名古屋まで行き、在来線で岐阜駅まで出ます。
駅前から高速バスが出ています。
郡上踊り会場近辺まで行くには「郡上八幡プラザ前」下車が便利です。
駅前の発券窓口で乗車券が購入できます。
遅い時間になると、交通規制によりそこまで入ってこれなくなるので、ご注意ください。
高速バスは予約できません。
岐阜駅から乗る場合、確実に席を確保したい場合は3分ほど歩いたところに名鉄岐阜駅があります。
そのすぐ近く(JR岐阜駅寄り)が高速バスの始発停留所なので、そこから乗車すると確実です。
同じく徹夜踊り開催の白鳥方向へのバスもでていますので、よく確認して乗車してくださいね。
車で東京から行く場合は
東名高速道路御殿場JCTから新東名高速道路→豊田東JCT→東海環状線→美濃関JCT→郡上
最初に申し上げましたが、郡上踊りは一度は行ってみたく、一度行くとまた行きたくなるお祭りです。
ただ、宿だけは今から探しておさえておきましょう。
踊り会場から歩ける距離が確かです。
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