いよいよ劇場へ ドキドキわくわくの歌舞伎鑑賞。先日お伝えした通り席はおさえましたか。
歌舞伎鑑賞当日。さて準備は?
普通の舞台と違うのは歌舞伎はいくつかの演目に分かれるため、休憩が多いです。そのため、長丁場になります。(普通4時間くらい)中でも幕間と呼ばれる30分休憩には、一旦食事タイムになりますので、食事の用意が必要になってきます。
また、台詞が難しいという場合のためのイヤホンガイドなども必要になってきます。
そう、歌舞伎は普通の芝居とは違い、観賞前の準備もあれこれとあるのです。
歌舞伎初体験という方に、最低限ここは押さえておきたいポイントをご紹介します。
1 さて、初めての歌舞伎 服装は?
歌舞伎というと着物のイメージもありますが、これといったドレスコードはありません。ただ、歌舞伎座はちょっと劇場の中でも格が高く、服装はあまりカジュアルになりすぎないようにしましょう。特に夏のシーズン、ショートパンツにサンダルなどの軽装は避けましょう。また、浴衣など着て行きたくなりますが、前にも述べた通り、浴衣はカジュアルな服装になります。最近は歌舞伎座でもよく見かけますが、なるべく避けた方がよさそうです。
2 まず劇場に着いたら何よりチケット
「チケットWEB松竹」でチケットを確保したら、当日発券を忘れずに。
購入したチケットで決済したクレジットカードを持参するのを忘れずに。
劇場入り口横に自動発券機があります。決済したクレジットを通すだけでチケットが出てきます。
3 イヤホンガイドを借りる
劇場前で開場前からワゴンで貸出されます。劇場中は混みあうのでここで借りるのをおススメします。
また、劇場前にある観る演目(その月の演目)のチラシをゲットしておきましょう。演目のあらすじと配役が掲載されています。もっと演目について知りたくなったら劇場内で筋書きを購入してください。
4 弁当の用意
30分の幕間に食べる弁当は事前に購入し、そのまま持ち込めます。劇場内で買う場合は、入場してすぐに予約できるカウンターがあるので、そこで予約しましょう。幕間に入ったら取りに行くかたちになります。少し値段は高いです。
歌舞伎座や新橋演舞場であれば、近くに観劇用の弁当が売っている店がありますし、銀座三越地下の食品売り場でも観劇用弁当が販売されています。
余談ですが、よくある「幕の内弁当」は、歌舞伎の幕間に食べる弁当、つまり次の幕が開く前(内)に食べる弁当からできた名称です。
5 開場までの時間があまったら
東京メトロの日比谷線・都営浅草線「東銀座駅」直結の木挽町広場。歌舞伎座の地下2階にあたります。
多くの店舗が月替わりで出店しています。ココでしか購入できないものもあるので、ぜひ立ち寄ってみてください。劇場内にも売店はありますが、せまくて混みあいます。新橋演舞場も近くなので、買い物終了後すぐに劇場に向かうことができます。
夜の部の場合、上演後は閉店されているので入場前に立ち寄りましょう。
よく家紋関連のグッズを売っている店舗があるのですが、ご自身の家紋を教えると、その家紋の由来など詳細に教えてくれます。楽しいですよ。
また、歌舞伎座の前にその月の演目を描いた絵が掲げられています。歌舞伎は同じ演目が何度も上演されますが、この絵は毎回専門の職人さんが描いているものです。その月にしか見られない、実はとても貴重な絵なのです。
上演前にぜひじっくりご覧になってください。
少しはお役にたてたでしょうか?歌舞伎ファンが一人でも増えることを願っております!