驚くほどご飯が美味しい!秋田の名品曲げわっぱ
少しずつ湿度を感じる季節となってきました。
気温も普通に夏日を超える日が増え、食品の衛星管理にも気を使うことがでてきましたね。
この季節、怖いのが食中毒。まだ大丈夫と油断していると、途端にタイヘンな目にあうことになります。
十分ご注意を。
こんな時期に注目したい、炊いたご飯が傷みにくい器をご存知でしょうか。
秋田大曲の伝統工芸品、「曲げわっぱ」です。
最近は少しずつ人気も出てきて、結構雑貨やなどでも目にすることが多くなりました。けっして安いものではないのですが。。
そんな曲げわっぱ、なぜこんなに人気が出たのでしょうか。
例えば夜ご飯に炊いたご飯の残り、明日の朝食にと残しますよね。タッパーに入れて冷蔵庫では美味しくなくなるし、ご飯も固くなってしまいます。その点、曲げわっぱのおひつやお弁当箱に、炊いたご飯を入れておくと常温でも翌朝美味しくいただけます。
その理由はこの曲げわっぱ独特の特性にありました。
なぜ、ご飯が傷みにくい?曲げわっぱの特性
曲げわっぱは余計な水分は逃がしてくれるので、冷蔵庫に入れる必要はありません。
しかもご飯にはしっかり水分が残るので、時間がたっても美味しくいただけるのです。
曲げわっぱの構造は、秋田杉を木目に沿って薄く削りだした板状のものを曲げて作ったもの。軽く、湯気の湿気などは逃がしてくれるので、食材が湿度によって傷みにくいのです。
また、秋田杉には殺菌効果もあるので、さらに食品を衛生に保ってくれます。
最近はウレタン加工されているものも多いですが、こちらはあまりおススメできません。
湿気が逃げにくくなるので、プラスチックの容器と変わらなくなってしまうのです。
お盆などには、シミ防止のためウレタン加工しているものでもいいかもしれません。
店頭で手にとってみるとわかるのですが、ちゃんとした職人さんのものは底部の丸みでご飯が隅に入り込みにくく、ちゃんと扱えばほぼ一生使えます。また、有料となりますが壊れたら修理もしてくれます。
これはなかなか重宝しますね。
曲げわっぱの歴史
その昔、武士の内職だったともいわれる曲げわっぱ。
秋田・大曲の曲げわっぱが特に有名ですね。1980年、国の伝統工芸に指定されました。
ただ、最近では職人さんの数も減り、大曲でも伝統工芸士は15人だけとのことです。
曲げわっぱの手入れ
水やお湯で汚れを落とし、クレンザーを少量つけてたわしで洗います。
あとは十分乾燥させるだけ。
つかっているとシミや黒ずみがでてくるが、あまり気にしない。
その使いこむほどの味を楽しみましょう。
食洗機や漂白剤の使用は避けてください。
見た目も美しく、機能性も高い曲げわっぱ。日本の伝統工芸の器で、いただくお弁当やお酒。
最高ですね。
お求めは専門店がおススメです。
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