はじめての七五三
当日慌てないために基礎知識は入れておこう
2018年の七五三、11月15日は木曜日ですね。
もちろんこの日にこだわることはありません。
ただ、今年この日は大安でもあるため、この日を設定する方も多いかもしれません。
土日祝日で大安が重なる日は少ないかもしれませんが、
だいたい10月後半から11月前半で行うのが通例です。
ホテルやレストランの七五三プランやコースなどを用意しているところは、すぐに予約が埋まってしまうそうです。
フォトスタジオなんかも混み合うのは11月15日に近い土日かもしれません。
でも、撮影日は七五三のお参り日とずらしたほうがいいという話。
当日の段取りがまだ!という方のための七五三の情報です。
当日の段取りは入念に
神社や子どもの衣装についてはわりと早めから決めている方が多いでしょうが、
意外と盲点なのが、当日の段取り。
お参りの申し込みはしたし、その後のフォトスタジオも予約したし。。。
その段取りで本当に大丈夫ですか?
お子さんが7歳くらいだと、大分楽ですが、初めての七五三、三歳のお子さんの場合そうはうまく進まないのでは?
慣れない衣装をまとったあなたのお子さん、慣れない場所に行き、本当に1日おとなしくできますか?
ポイントは1日ですべてを行おうとしないことです。
そして、できる限り準備を万端にしておきましょう。
撮影は別日がベスト
お参り日当日は朝から着付けなど慌ただしく、そのバタバタ感は当然お子さん本人にも伝わっています。
何となく着なれないものを着せられ、かしこまった場に連れていかれ、お子さん本人もきっとかなりのストレスに違いません。
お参りが終わってその足でフォトスタジオといっても、そのころにはクタクタ。
着物など脱ぎたがり、ぐずる子も多いと聞きます。
せっかくの晴れの日の記念写真が台無しになりかねません。
衣装がレンタルだったりすると、また借りたり、期間を延長させたりしないといけないので少々高くつきますが、時期を少し外した方がフォトスタジオも空いていますし、時間に余裕をもって撮影できます。
意外とお参り当日に撮影をして失敗したという声、多いようです。
食事会は子どもの着替えをしてから
これもよくある話。
荷物になるし、着替えなんてもって行きたくないと思うかもしれませんが、食事にいったらこぼしてよごしてクリーニング代がかなりかかったという話も。
さらに着なれないモノをずっと着ている子どもはどんどん不機嫌になりぐずる始末。。。
食事のタイミングにかぎらず、神社が自宅から離れている場合は特に早く子どもをリラックスさせてあげましょう。
そのためにも時間に余裕をもって、レストランは予め予約を入れておきましょう。
神社での撮影
大抵はパパがカメラを持ってお参りの1日を撮影するかと思いますが、気づくとパパが写っていないとか(泣)
最近は1日同行撮影依頼を頼めるところもあるので、この日1日はなるべく漏らさず残しておきたいという方は、そんなサービスを利用してみてはどうでしょうか。
祖父母が同行する場合
近くにお住まいなら問題ありませんが、遠方から来られる場合は前入りするのか、当日の足はどうするのかなど本人任せにせず、あらかじめ決めておいたほうが後々トラブルになりません。
同日細かいところでもめたという話もよく聞きます。
神社までの足
公共の交通機関で行く場合はいいですが、もし自家用車で行く場合、神社付近の駐車場を事前にチェックしておきましょう。神社の駐車場には入れない場合があります。
その時に一番近いコインパーキングはどこか着いてから調べるのでなく、できれば第2候補・第3候補までチェックしておくと、時間のロスが減ります。
チェック!当日の持ち物は?気をつけるべきことは?
おめかしするのだから、あまり荷物は持ちたくないですよね。
でもあれば良かったというモノ、あげておきます。
持っていくかどうかは最終的にママとパパで決めてくださいね。
子どもの着替え
前に述べた通りです。特に着物は子どもにとって不快なようで、すぐ脱ぎたがるようです。
トイレも大変なので、できればお参りが終わって神社を出たらどこかで着替えさせてあげてください。
洋服の場合もなるべく楽になるよう、ブレザーを普段着ている上着に着替えさせるだけでも気持ち的に楽になると思います。
せっかくの衣装を「すぐに脱ぎたい」とぐずる子はかなり多いようです。
子どもの靴
着替えがむずかしいならせめて草履から靴にはきかえさせてあげましょう。
また洋服の場合、革靴など履いているかと思いますが、それも替えを持って行った方がいいかもしれません。
草履はすぐ疲れるので、子どもにとってはかなり負担が大きいと思います。
できれば神社までは靴をはかせ、着く直前に草履に履き換えた方が安心かもしれません。
(草履で転ぶこともあり得るので)
革靴の場合は靴ずれが心配なので、早めの対策を。
雨具
ぜったい降らない天気予報であれば特に必要ありませんが、ちょっと危ないと思ったら子どもには傘でなくポンチョなどを用意しておきましょう。
雨につよいスニーカーもあった方がいいですね。
また、裾や袖をあげておくための洗濯バサミなどもあったほうがいいですね。
着物を汚さないための対策にもなります。
初穂料(はつほりょう)・玉串料(たまぐしりょう)
神社で祈祷していただく場合に用意します。
あらかじめ、紅白の蝶結びの熨斗袋に入れておきます。
表書きは「御初穂料」「御玉串料」とし、名前は子どもの名前をフルネームで書きます。
いくら払うのかは事前に祈祷を受ける神社に問い合わせてください。
だいたい5,000円から10,000円ぐらいです。
転ばぬ先の杖 七五三失敗あるあるから学ぶ
子どもはぐずり、すねる。親は疲労でぐったりという話はもう七五三の定番ネタのようです。
3歳の子からしたらさほど楽しくない行事なので、仕方ありません。
それでも少しの心構えで回避できることもあるかも。
先輩からの声を参考にして、もう一度段取りをチェックしてみましょう。
撮影では衣装替えを必須にしない
最近では子どもの和装と洋装、さらにプラス1くらいの衣装を用意し、結婚式の衣替えのごとく衣装替えして写真を撮る方が多いそうですが、実際は子どもが着替えを嫌がったり、2着目ではすっかりふくれっ面になったりと、結局3着目まで着せられなかった。
写真はあくまで記念。
主役の子どもが嫌がってつまらない表情をしていては元も子もありません。
衣装替えはあくまでオプション程度と考え、子どもが少しでも明るい表情で撮影できるようにしたいですね。
子どもの衣装はトイレが楽なものを
撮影するために袴をつけたとたんトイレに行きたいと騒ぎだし、二度手間。
子ども用でトイレが楽な仕様の袴などもあるので、衣装選びの際のポイントにしてください。
女の子の着物は回避できませんが、トイレは行きたがる前にマメに連れて行くことをおススメします。
子どもが飽きる
そのうち子どもが待ち時間に飽きてぐずる始末。
撮影は前撮りでも日によっては混みあいます。
ただでさえ着替えやヘアメイクに時間がかかるもの。子どもの集中力を配慮し、なるべく時期を外した方がいいですね。
それでもぐずって撮影にてこずったという話はあるもの。普段子どもが機嫌良くなるものを撮影場所に持参するなど、あらゆる対策を事前に練っておきましょう。
義祖父との装いの認識合わせ
「言ってくれれば私も着物で来たのに」と一言ちくりと言われました。
着物の方がどうしても格式が高くみえてしまうので、「子どもに合わせて着物を着ようかと思っています。」の一言を伝えておくほうが無難。
あとは当日義理のお母さんが何を着てくるかは本人の判断に任せていいと思います。
がんばって着物で出かけたけれど
洋服にすれば良かった。
3歳児の場合、子どももお母さんも洋服のほうが無難です。
慣れないものを着るとお互い大変。
子どもも緊張するので、なるべくリラックスさせてあげられるようにしてあげたいですね。
まとめ
七五三はそもそもは子どもの年齢が三歳・五歳・七歳になった節目にその成長を祝って11月15日に地元氏神さまにご報告とお礼をお伝えするために参拝するものです。
最近では記念撮影がメインとなっているようですが、現在の流れかもしれませんね。
まずは子どものこれからの成長を願い、これまでの無事を祝うことを念頭に、あまり無理せず良い記念日になることを切に願います。
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